こんにちは。

「10年20年のお付合い」の
超インドア派住宅リスクバスター福原です。



大きな失敗や後悔(=リスク)を根絶した、
不動産購入・不動産活用の「ワザ」を、
できるだけ、わかりやすく伝えてまいります。



国土交通省の調査によると、



全国の「橋」の400か所で
手抜き工事があったそうです。




ふだん私たちがつかう、あの「橋」が、
不十分な強度で使用されているということ。



こんなおそろしいこと、ありませんよね。



わたしたちは、建造物という巨大なものを
信頼しきって使用しています。



しかし、




このような記事を読むと、
建築というのは人命のリスクを
守るものでなければならない

あらためて思いますね。



さて、



先日から、
収入合算について書いています。



収入合算は、希望額をローンで借りるために
とても有効な方法です。



しかし、



収入合算には、
「保証」というリスクがありますので、




ローンの選択という点でも、
あなたは決して「手抜き」をしてはなりません。





そして、




そのローンの種類によって、
「保証」の種類もちがうことを
覚えておきましょう。




その「保証」の違いによって、
収入合算には3パターンあるというお話を
させてもらっています。



その3パターンというのが、
「連帯債務」「連帯保証」「ペアローン」です。



表面的にはよく似た言葉ですが、
3つの性質は大きく違います。



特徴をしっかり確認していきましょう。



いずれも収入を合算して借り入れをしますが、
そのうち「連帯債務」と「連帯保証」は、
借り入れそのものは1本の住宅ローンです。



夫と妻のどちらの名義で借りるかは、
それぞれの年収や働き方を考えて決めます。



ここでは、メイン債務者の夫が、妻の収入を合算して
借り入れをするケースで説明していきます。



1
つの債務に対して、
夫も妻もそれぞれが「全額」の債務を負うのが
「連帯債務」です。



たとえば、夫が主たる債務者で
3,000万円の借り入れをしたのなら、
連帯債務者の妻も3,000万円の返済義務を負い、
共に返済することになります。



妻も夫と同じ責任を負っているため、
金融機関からは夫に対するのと同様に
返済を求められます。



連帯債務の形で申し込みができる
代表的な住宅ローンは【フラット35】です。



一部の民間の住宅ローンでも
連帯債務の取り扱いはありますが、
数は多くありません。

 

一方、




1つの債務に対して、
夫一人が債務者となるのが
「連帯保証」です。




この場合、
妻はあくまでも「連帯保証人」
という立場になります。




では、「連帯債務」にくらべて、
「連帯保証」は妻のリスクが少ないのか?



そんなことはありません。



夫が債務者で妻が連帯保証人だとすると、
妻は夫が返済しなかった場合には、
夫に代わり返済する責任を負うからです。



つまり妻の返済リスクは、
まったく同じということになります。




(ちなみに、民間の金融機関では、
 多くがこの「連帯保証」のみの
 取り扱いになっています。)



では、この二つ、
どっちのほうがあなたにとって得なのか?
損ではないのか?




その答えと
「ペアローン」についての説明も含めて、
また次回に。