昭和32年頃はDDTがよく使用されていた。 | 日本でマラリアが再流行するとは思えない。

昭和32年頃はDDTがよく使用されていた。

 日本のほとんどの地域(沖縄の八重山では、戦後、マラリア対策として、DDTを屋内に散布していた。ただし、当時の沖縄は、日本領ではない)では、マラリア対策として、DDTを使用したことはなかったが、昭和32年頃は、一般家庭でも、殺虫剤 or 農薬として、DDTがよく使用されていた。

そのことがわかる新聞記事を下記に転載する。

サンケイ(←今の産経新聞)大阪版 昭和321957年)129月曜日5

婦人経済

伝言板

花壇2年ほど前から小さいカタツムリが無数についています。

DDTでもとれず困っていますが何かよい方法をお教え下さい。

大阪府高槻市字古曽部O C

↑原記事(大阪府立中央図書館所蔵)には、伝言板への投稿者の詳細な住所と実名が載っていたが、ぼかしたり、省略したりした。なお、原記事の名前からは性別が不明だったが、婦人経済欄であるし、花壇の話であるから、投稿者は女性であると推測される。

↑著作権の保護期間が満了しているので、転載自由とする。

 昭和32年頃の大阪府高槻市は温暖な気候であった可能性がある。

 掲載された月が12月であるのにもかかわらず、カタツムリが無数に繁殖しているのだから。

 ちなみに、昭和62年の月平均気温(出典:理科年表)を下記に載せる。

東北海道地方の網走市

11月の月平均気温

3.0

12月の月平均気温

氷点下2.6

南西北海道地方の函館市

11月の月平均気温

4.9

12月の月平均気温

氷点下0.6

大阪市

11月の月平均気温

10.7

12月の月平均気温

5.7