買い物を兼ねてウォーキングで出かけた帰り道、久しぶりに氏神様に立ち寄った。

YouTubeで、お賽銭は少なくとも500円出すべきという説を聞いたから、今日はそれに従った。
たしかに50円で、たとえば5人家族の家内安全、交通安全、合格祈願をお願いするのは図々しいだろう。

久しぶりだったから、本殿裏の桜は盛りを過ぎて寂しくなっていたが、足元の花はまさに咲き誇っている。



家の前のいつも通る道が工事中だったから、ひとつ遠回りして、そこにはコデマリが清楚に開いていた。



幕末に日本に来た外国人が、いろいろと感心したことを書いているが、その中でたしかシーボルトだったと思うが、どんな下町の家の前にも花が植えられていて、日本人の心の豊かさに感動したと記している。

ウォーキングすると、それが今もなお綿々として続いているのがわかる。
しかし毎年、菜の花とレンゲを植えてあるところを通るのを楽しみにしていたが、いつの間にかマンションになっていた。

子供のころ田舎に居たときは、あらゆる種類の花が群生していたから、当たり前すぎたが、いまのように歩いていてひょっこり出くわすのが楽しい。
植物園に行けば、古今東西の花が鑑賞できるが、それでは学問しに行っているようだ。

これもYouTubeだが、日本では嫌う人が多い彼岸花に、アニメで魅入られて、それを見に来日したり、梅雨時の花が綺麗すぎると、乾燥した土地の外国人が居たりするから面白い。

よく通る道の小さな排水溝に、たった一輪の菜の花が咲いていて、おもわず頑張れと言いたくなる。
オー・ヘンリーの「最後の一葉」のようで、そこに近づくと、まだ咲いているだろうかとちょっとドキドキする。

いまの爽やかな天気のもとで、花を愛でながら歩き回るには、この曲がぴったりだ。

チャイコフスキー「花のワルツ」

シーボルトもチャイコフスキーも、やまとなでしこが西洋の楽器で演奏しているのを、手を打って喜んでいるに違いない。