47都道府県の県庁所在地を訪問したので雑多な感想(続き)
44.大分市
大分は、地方都市としてはごく普通の街であり、街の中心に城、そこそこの規模の商店街と百貨店、海沿いの平野部に広がる市街地がある。
大分市の街自体はそこそこ規模があるが、特色という観点では温泉湧出量が日本一で百貨店の中にも足湯がある別府市と比べると見劣りする。大分市も温泉は湧くが別府、湯布院と比べると知名度がない。大分空港との間にホバークラフトが再開すれば新たな名物となるかもしれない。
大分駅前の商店街 セントポルタ中央町
大分といえば、大友宗麟が有名だが、大友氏を偲ぶ遺構はあまり残っていない。
駅前に大友宗麟の像がある程度だろう。
なお、市中心部にある府内城と大友氏に直接の関係はない。
また、県庁隣にある道路の中央分離帯が歩道になっており、そこに大分の歴史を表す像がある。大友氏の功績も記されているので、ここを歩くことは大分の歴史を知る良い機会になるだろう。
大友宗麟公 像
遊歩公園 西洋医術発祥記念像
少し残念なことは、府内城が駐車場や空き地のように扱われていてただの更地になっていることである。ただ、城内の北部にわずかな庭園が整備されていること、石垣や塀があるため外から城内が見えないことが救いである。
府内城 大手門
府内城内