47都道府県の県庁所在地を訪問したので雑多な感想(続き)
34.広島市
広島東洋カープの街であり、至るところにカープグッズがある。マヨネーズのキャップですら赤ヘルを被っている。球場が新幹線の車窓から見えるため、試合中であれば試合が見える。
三角州にあるため、市街地は平坦だがいくつもの川によって分断されている。
中国地方一の大都会であり、紙屋町、八丁堀のあたりに行けばいろいろな店がある。
地下鉄がないといわれることもあるが、アストラムラインは地下鉄であると日本地下鉄協会のホームページで紹介されている。
広島の路面電車は走行距離が長く、一部区間は均一運賃ではなく距離制。
宇品にある広島港から色々な場所に行く船がでており、遠くは松山まで行くことができる。一応路面電車で行けるが、広島駅からだと時間がかかる。
昔は軍都として、大本営や国会議事堂のあった都市であるが、現在の街並みは、軍事色の弱い普通の大都市である。
35.山口市
この都市も三重県津市と同じように、単なる県庁の所在地であって県を代表する都市ではない。
そもそも江戸時代の大部分で長州藩の藩庁は萩だったので、明治維新の痕跡が多く残る萩のような観光地はなく、周南市や下関市ほどの産業があるわけではない。
一応、山口駅と市役所の間に商店街があるが、百貨店を除いて目立った店はない。
スーパー、ドラッグストア、チェーンの飲食店は湯田温泉駅周辺の方が多く、温泉街、大学も近くにあることから、実質的な街の中心は湯田温泉の周辺である可能性がある。
湯田温泉駅には足湯があり、列車がくるぎりぎりまで足湯に入ることができる。
新山口駅は「のぞみ」の停車駅だが街の中心からは遠い。
県庁から新山口駅間の移動は鉄道で行けないこともないが、本数が多く街の中心を走るバスで移動する方がおすすめ。ただし、運賃は鉄道の方が安い(鉄道240円、バス670円。) 萩方面に行くときもバスがおすすめ。
県庁前がバスターミナルとして機能している。
県庁の正面に大きな公園があるが、県庁の背後に緑豊かな山があるので県庁が森に侵食されて自然に還りつつあるように見える。
36.徳島市
大阪や神戸から遠いように見えて、淡路島をとおれば意外と神戸が近い。
時間はかかるが和歌山に行くフェリーを使えば大阪のなんばまで片道2500円。
バスの車内に公徳シートという謎の座席があるが、他県における優先席と同じものである。
市内中心部の近くに眉山(びざん)があり、ロープウェイで登ることができる。
街の規模は県庁所在地としては小さい部類だが、地方都市として決して小さい街ではない。
37.高松市
船、鉄道と四国における交通の中心。
宇高連絡船はなくなったが、高松港は今でも様々な船がでている。
鉄道はJRと琴電があるが、琴電の方が圧倒的に利便性が良い。JRは街の中心を避けるように走るが、琴電は街の中心に直接乗り入れる。
町の中心にある駅は琴電の瓦町駅。
うどんが有名でいたるところにうどん屋がある。また、うどんが安く200円台でうどんを食べられる。
有名な庭園である栗林公園がある。国内有数の庭園であり、規模、美しさともに抜きんでて優れている。日本三名園と比べても遜色がないどころか、こちらの方が優れているのでは?とも考えてしまう。数ある庭園の中でも特に秀でており、一見の価値がある。
今日はここまで