47県庁所在地を訪問したので雑多な感想(続き)
29.奈良市
奈良といえば街中に鹿がいる光景であるが、奈良公園のあたりに集中している。
JRの奈良駅と近鉄の奈良駅があるが、街の中心に近いのは近鉄奈良駅。
大阪方面であれば近鉄の方が便利。
観光客が多いためか、市街地の大きさの割に中心部の商店街は大きい。
大阪から近いわりに田畑が多く残っている。生駒山の壁が厚いか。
30.和歌山市
南海電鉄の主要駅である和歌山市駅とJRの主要駅である和歌山駅を比べると、和歌山駅の方が周辺に店が多い。関西では珍しいことにJR側の方が栄えている。
雑賀崎から市内を眺めると、日本製鉄の工場が目に入り、重化学工業の街であることがよくわかる。
和歌山市駅の近くにある和歌山城は、復元天守の城だが、堀にかかる廊下橋が周辺の景色と調和がとれており一見の価値がある。
和歌山駅にある近鉄百貨店は珍しいことに、地下の食品フロアにラーメン屋がある。しかも、一般的な店舗であれば食品フロアに飲食店があったとしても壁側にあるが、通路側にあるため入るのに勇気がいるだろう。
和歌山港から徳島に行くフェリーがあり、2500円でなんばから徳島港まで行くことができる。
31.鳥取市
山陰地方三大都市の一角である。
いわずと知れた鳥取砂丘があるが、街の中心から離れている。バスの利用を推奨する。砂丘といっても植物はあり、地面にある程度の固さがある。
端から端まで行こうとすると、脚の筋肉をかなり使うことになるので、砂丘の中で脚をつる人もいるだろう。
鳥取市と米子市のどちらが都会であるか、という点については十分な議論が必要だろう。
32.松江市
山陰地方三大都市の一角である。
宍道湖と中海に挟まれているが、市街地は宍道湖側。
都市圏人口で言うならば三大都市中最大であるが、三大都市の中で最も街が都会であるのは?という議論であれば最下位の可能性がある。
市内には一畑電車とJRがあるが、出雲大社に行くのであれば一畑電車。
この地域ではバラパンが有名であるが、違う名前のそっくりさんは大阪のスーパーでも買うことができる。
33.岡山市
岡山駅は新幹線と四国行き電車の乗り換え駅。岡山駅から見て東側が発展している。
西日本の有名激安スーパーであるラ・ムーのコンビニがあるのは岡山だけ。恐らく日本一安いコンビニであり、値段を見て不安に思う人も多いだろう。
もちろん普通のラ・ムーもある。
岡山市南部には平野が広がっているように見えるが、全国有数の規模を誇る干拓地であり、もともとあった湾が消滅し、島が山になり、海に近かった岡山城から海が見えなくなっている。
岡山は田んぼの広がる田舎だという人がいるが、土地がないところに新たに土地を生み出した場合、その土地を都会度の判定に含めるのかは疑問である。
市内交通の中心はバスであるが、路面電車もある。
百貨店の天満屋は大規模なバスターミナルを併設しており、バスの利用者は半強制的に訪れることになる。