生命が在るところに、物語は生まれる。

 

その物語たちは廻り、枝分かれし……

 

最後には<一番目の物語>へと還る。


 

 

 

耳を澄ませてごらん。

彼等が動き出したようだ。

昔、読み聞かせてもらった御伽噺の『お姫様』を探しているらしい。

きっと、多くの人は根拠もなくこう言うのだろう。

「御伽噺は空想でしかない」と。

 

 





――御伽噺が空想の物語でしかないなんて、一体誰が決めたというの?