AM 12:30
<研修室と刑務所内>
束の間の休息など、四人にはない。
突然刑務所内で停電は発生し、深夜がどこかに連れ去られたところで最後のイベント、『絶対に驚いてはいけない』がスタートした。
①日本人形
夜明、真昼、日暮の前に現れた日本人形(に扮したルト)。
真昼「うわ、びっくりした~。このお人形、よく出来てるねぇ」
日暮「…この子、本物の人間じゃない…?」
夜明「どちらにしても、薄暗くて不気味に見えるな…早くここから離れ…うわああ」
ルト「逃がしませんよ」
真昼「きゃああああ」
日暮「うっ…あああ…」
日本人形(ルト)に追いかけられる三人。
何だか楽しそうなルト。
廊下の奥にある部屋に慌てて三人が逃げ込むと、突然証明が部屋の中央を照らし、三人は再び悲鳴を上げた。
夜明「何故ここにもいるんだああああ」
真昼「知らないよおおおおお」
ルカ「うわあああああああ」
日暮「…?…なんで人形さんも、驚いてるの…」
夜明、真昼の悲鳴に驚くルカと、冷静になった日暮。
②迫りくる影
真昼「なんか疲れたね~…」
日暮「…早く、寝たい…」
夜明「…しっ。何か聞こえないか?」
真昼「え…」
三人が耳を澄ませると、背後から何かが近付いてくる音が響いている。
恐る恐る振り返ると…
日暮「な、なにあれ…!?」
真昼「わ、わかんない…」
夜明「いいから逃げろおおおお」
夜明の声を合図に、三人は全速力で逃げる。
それを負けじと追いかけるのは…
サカダチ神「ははは、待つんだ」
カス神「私たちからは」
クズ神「逃げられないよ!」
逆立ちしているサカダチ神、ブリッジしているカス神とクズ神だった。
③一方、深夜は。
深夜「美味しいです」
美影「ありがとうございます。あと少しで終わるそうですので、もう暫くの辛抱ですよ、執事長」
深夜「おや、そうですか。わざわざこんなところまで来てくださってありがとうございます、美影さん」
美影「いえ…」
職場の後輩である美影と雑談をしていた。
美影「そうそう、皆様のお食事を結希さんがいま下の調理場で準備してくださっていますので、後程ご案内致します」
深夜「結希さんもここに?今度、薔薇屋敷の皆にクッキーでも焼いて持っていきましょうかね」
美影「楽しみにしていますね」
弟たちの悲鳴を聞きながら、深夜は優雅に紅茶を一口飲んだ。
***
四人を苦しめた刑務所に、朝陽が射し込む。
紳士「皆さん、御疲れ様でした。これで、絶対に笑ってはいけない深海図書館24時-刑務所編-は終わりです」
夜明「やっとか…」
真昼「長かったね~…」
深夜「もう二度と参加しない…」
日暮「………」
夜明「日暮?……寝てしまったな」
深夜「おやおや。まぁ、日暮も頑張りましたもんねぇ」
眠ってしまった日暮を背負った深夜は、夜明と真昼を連れて研修室を後にした。
これにて、絶対にわらってはいけない深海図書館24時-刑務所編-は幕を閉じた。