<再び研修室>

 

 

引き出しネタがリセットされた研修室で、新たな悲劇が生まれる。

 

 

①末っ子の出来心

 

引き出しの中に入っていた鍵を使って、謎の箱を開けた日暮。

 

中のものを取り出し、それをそっと被って兄妹たちの方を振り返ると。

 

夜明「ふふっ」

 

真昼「きゃはは、何それうけるっ」

 

デデーン 夜明、真昼、アウト

 

日暮が被ったのは黄金の大仏マスクだった。

 

二人がしばかれたあと、

 

深夜「日暮、それ脱がないとまた二人が笑ってしまいますよ」

 

黄金の大仏マスクを被ったまま椅子に座る日暮に、深夜は声を掛けた。

 

しかし日暮は無言のまま、じっと深夜の方向を見る。

 

日暮「………」

 

深夜「………ふふ」

 

デデーン 深夜アウト

 

深夜「日暮、お兄様おこですよ。うあっ…」

 

夜明「日暮、じわじわくるからそれ脱いでくれ」

 

日暮「………」

 

夜明「…ふっ」

 

デデーン 夜明、アウト

 

夜明「日暮えええええ」

 

 

②封筒の中身

 

真昼「次、どれ行く~?」

 

夜明「その封筒は?中に何が入ってるのか気になる」

 

日暮「…見てみる」

 

日暮は大きな封筒の中をそっと覗き、本のようなものを取り出そうとした。が。

 

日暮「………」

 

深夜「どうしたんですか?」

 

真昼「何が入ってたの~?」

 

日暮「兄さんたちは、見ない方がいい…」

 

夜明「?そういわれると気になるな、見せてくれないか?」

 

封筒を受け取ると、夜明は中に入っているものを取り出した。

 

それは、本のようだ。

 

表紙には『僕と都合の悪い真実』というタイトルと、二人の青年が描かれている。

 

夜明「なんだ、ただの本じゃない…か……んんん!?」

 

ページを捲るごとに、夜明の顔色が変わっていく。

 

最後のページを読み終えた瞬間…

 

夜明「うわああああ日暮えええええ」

 

鼻血を出して悶え始めた。

 

デデーン 夜明アウト

 

深夜「それ、まさか醗酵した女性または男性が読む薄い本では…」

 

夜明の反応と本のタイトルで何となく察した深夜は、夜明をしばきにきた黒子を避けつつ、中を読んでみる。

 

深夜「……日暮、ちょっとこっちに来なさい」

 

日暮「はい」

 

深夜「これを描いたのは誰ですか?」

 

日暮「僕」

 

深夜「何故僕が総受けなのですか」

 

日暮「兄さんは一見攻め、だけど…総受けも、美味しい…」

 

深夜「………。次の薄い本では攻めになさい」

 

日暮「あい」

 

真昼「え、そこ?」

 

 

***

 

 

PM 10:00

 

 

<緊急アナウンス>

 

 

「緊急放送、緊急放送、凶悪犯が二名脱獄した。繰り返す、凶悪犯が二名脱獄した。至急、看守は講堂に集まれ」

 

アナウンスが流れ、四人は講堂へ。

 

カス神「皆に集まってもらったのは他でもない。凶悪な食人鬼とその共犯者が先程、脱獄したとの知らせが入った。現場には、脱獄に協力した看守のものと思われる私物が落ちていた。これからお前達に一人一人に確認を取っていく」

 

そして、例のBGMが流れる…