見た目の割りに、あの双子はそこそこ永く生きている。

けれども、二人の知らないことは多く。
 
緩やかに流れる時間の中で、新しいことを見つけ、新しいことを知っていくのが、二人の最大の楽しみだった。
 
その楽しみを積み重ね、自分たちが何者なのかを知った。

 

それを理解したとき、原初の悲劇は動き出す。

 

いいや、もしかしたら世界が生まれたときすでに、歯車は廻り出していたのかもしれない。