こどもの頃、夢中になった本は? 私ではなく、私の息子(長男)が教科書に載っていた「手袋を買いに」について教えてくれた時の話。私が「どんなお話?」と聞くと、当時3年生だった長男が、子狐がお母さんから木の葉のお金をもらって手袋を買いにいくお話をしてくれた。狐のお母さんは子狐の手を片方だけ人間の手に変えてくれて、お店のお爺さんには人間の手の方だけを出すようにと言われたのに、お店の灯が眩しくて思わず狐の手の方を出して光を遮ってしまった事、それでもお爺さんが手袋を売ってくれたという話を身振り手振りで教えてくれた。長男について少し社会生活からズレているようで心配していたが、この時に自分が読み取った話をこのくらい他の人に伝えられるならいいかな、と思った記憶がある。

「手袋を買いに」「ごんぎつね」の作者「新美南吉」は私の母校で教鞭を取っていた。童話は色々な解釈ができるだろうけれど、私はどうしても「優しさ」を求めてしまう。

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