子供の頃の自分はすごかったと今にして思うこと  「すごかった」というか、愛おしい1枚の写真がある。保育園の運動会でお遊戯前の入場時の写真だ。1人だけ腿を高く上げて行進しているのが私。先生は園児を見ながら手を叩き、後ろ歩きしている。先生は「もっと足を高くあげて!」と何度何度も言いながら歩いていた。その時、私は「ちゃんと足あげてるのに何故先生は何度も『足をあげて』と言うんだろう?」と思いながら、それでも自分なりに「もっともっと」頑張った憶えがある。後日、出来上がった写真を見て、ようやく納得。私以外は誰も「腿を高く上げて」行進している子はいなかった。何度も何度も先生が「足を高くあげて」と言ったのはみんなに言っていたのだ。何人も園児が写っている写真でも、一目で私が見つけられる。目立とうとしている訳じゃないのに、目立ってしまう。成長するとともに周りに同調することを覚えてしまったけれど、ふと思い出す「自分だけ」で一生懸命だった子供の頃、愛おしい時間だ。

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