ポップティーン #22
目を開けると、私はベッドの上にいた。見覚えのない天井、そして腕には点滴が繋がれていた。ーーーーーーあっ、目が覚めました?その時、前から声が聞こえてきた。白衣を着た男性が立っている、そっか。ここは病院なんだ。「気分はいかがですか?」『…………なんともないです』「そうですか。念のため、体温等を計らせていただきますね」ーーーーーーーーーーーーーーーーーー「運ばれてきた時は低血圧が見られましたが、今は落ち着いています」その先生は、『能見純平』という名札を胸につけている。とても温和そうな人だった。『…………はい』「これなら、そのままお帰りいただいて大丈夫ですよ。念のため、お薬出しておきますね」『あの…………』「はい?」『私、ここにどうやって来たんですか?』「あなたのマネージャーさんが連れてきたんですよ、すごい剣幕で」『……………』「いろんな意味でビックリしました。慌てようもそうだし…………まさか自分の人生で、芸能人の方を診察する日が来るなんてね」『えっ?』「あなた、モデルさんなんでしょ?」『一応………そういうお仕事をやらせてもらってます』「ここの患者さんにね、あなたのファンだって女の子がいるんですよ。毎日、あなたの載ってる雑誌読んでます」『そうなんですか…………』「働きづめによる過労が原因です。異常は確認されませんでしたが、明日はお仕事、お休みされた方がいいですよ」『…………』ーーーーーーーーーーーーーーーーーーこんにちは、作者のユータです。『ベイ』さんから許可を頂きまして、『陽は嘘をつかない』シリーズの登場キャラクター・能見純平を登場させて頂きました!この作品における設定をご紹介!能見純平(のうみ じゅんぺい)愛理を診断した医師。親が医者だったため、幼少期から医師を志していた。神奈川県の名門私立・日向坂高校の出身で、学生時代はインターハイに出場した女子バスケ部でマネージャー兼トレーナーを務めていた。愛理との対話を通して、かつてのバスケ部の仲間たちにその姿を重ね合わせる。