「浩介、どうした?」

『ああ………裕之か』

「ずいぶん元気ないな」

『………そう見えるか?』

「なんかあったのかよ。俺で良ければ聞くぜ?」

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「なるほどねぇ」

浩介は、裕之にことの経緯を話した。

「遠距離………っちゃ遠距離だよな、浩介とその………明里ちゃんだっけ」

『まあな』

「でも同じ都内だろ?時間見つけて会えばいい」

『それが出来れば苦労しないんだけどな………』

「俺も似たようなもんだからさ」

『えっ?』

「俺、福岡から来たんだけどさ。福岡に彼女がいるんだ」

『マジか………それは失礼しました』

「気にすんなよ。それより、飯食い行こうぜ」

『ああ………』

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浩介は、大学の中では裕之、拓哉、そして唯衣と一緒に行動することが多くなっていた。時折、花奈と久美に会うこともあったが、基本的にはこの3人と一緒のことが多かった。

拓「浩介は、今日からバイトなんだよな」

『ああ』

武「ラーメン屋やったっけ」

『そうだよ』

拓「ラーメン屋かぁ………賄いとか出んのか?」

『さあな。でもそれ目当てで応募したんじゃないよ』

「わかってるよ」

裕「俺ら、今度食いにいってもいいか?」

『それは別にいいよ。親父さん、すごくいい人そうだったから』

「なんでいい人そうなんだよ」

『まだあんまり話してないからな』

武「浩介も作ったりするん?ラーメンだけじゃなくて、ギョーザとかチャーハンとか」

『わかんない。そもそも任せてもらえるかどうかもわからないもん』

拓「そっか。だとしたら、お前が作ったやつを俺たちとかお前の友達が食ったりするかもしれないわけだ」

武「でも浩介、料理出来るんやろ?」

『一応は。鍵っ子だったってのもあるけど』

裕「まあ、バイトがんばれよ」

『ああ。ありがとな』