いきなり母が、
「おとんから連絡くるん?」
って訊いてきたから
『誕生日にきたけど………なんで?』
って返したら、
なにやら訊いてほしいことがあるとかで。
その質問を、うちが父にメールで送ったら
ちょっと違う感じで伝わったみたいで
母が知りたがってたものとは違う返事がきたから
もう一回メールしたら、電話が掛かってきて。
うちも、母の知りたいことは
なんとなく察することは出来るけど
“なんとなく”でしか分からんくて説明できんから
父と母が、電話で話すことになりました。
ふたりが間接的にじゃなく直接関わるのは、たぶん10年以上ぶり。
なんだか無駄に、うちの中で
よく分からない緊張が生まれました。
その質問に関係することって
昔揉めたことのひとつだったりします。
母はそれを曖昧にして話してたけど…………バレバレやで。
母が訊きたいことを訊き終わって、うちに電話が返ってきたとき
父は「まあいーけど…」と言ったあと
うちに、ある質問をしました。
うちは、母が近くに居たので
「んーーー…」としか応えられなくて。
自分の中にある“こうである”は
父に“そうである”のカタチで届いてしまったのが分かりました。
「こうなんだ」って、言いたくて。
でも、言えなくて。
父が「そうなんだ」って受け取ってしまったのかと思うと
心の中に影が伸びてきて。
俯いた先に映る、影の周りを照らすオレンジに
手をのばして触れたい気持ちになる。
もうすぐ堂兄だよワーイ。