佐賀県小城市の鏡神社の肥前鳥居からそのまま約5~10分ほど多久に向かって車を走らせると牛津川を眺めるように鎮座する『高野神社』が見えてきます。

高野神社の肥前鳥居は高さ4.15m、幅4.8mの鳥居で元和九年(1623年)の銘があり、上から下までどこも三本継。
額は「高野大明神」と記され、境内には丁寧に肥前鳥居の案内板まで設置されています。

肥前鳥居に目を奪われがちですが、手前の鳥居も肥前鳥居に近い立派な肥前明神鳥居。

このての鳥居は時代的、作り的にも微妙に肥前鳥居に選別しづらい肥前鳥居であります。
ただ、それを言うたらどれも肥前鳥居になっちゃうので、やはり定義分けとしては肥前明神鳥居になるのでしょうか。

そういや、この前寄った恋木神社が鎮座する水田天満宮にも同様の立派な肥前明神鳥居がありましたわ。




~境内の案内板より~
多久市重要文化財 高野神社肥前鳥居
昭和五十三年七月十日 指定
この神社の三の鳥居は、肥前鳥居と呼ばれ、主に肥前地方を中心にみられる独特の形を持つ。
その形態は笠木、島木が一体化し、その両先端がゆるやかに反り、笠木・島木・貫・柱とも三本継ぎの典型的な肥前鳥居である。
多久邑初代邑主多久安順の寄進で、市内最古の記年銘元和九年(一六二三年)をもつ。
鳥居高さ 四・一五メートル
笠木長さ 四・八〇メートル
鳥居に記されている銘で判明している分は次のとおりである。
扁額銘 高野大明神
右柱銘 大日本肥前州小城郡○○所大明神御宝前
奉造立石鳥居二柱 多久長門守藤原安順朝臣
左柱銘 元和九年 癸亥二月吉祥日
昭和五十四年三月 多久市教育委員会