(・・・・・あっぶねー・・・・・シッタカブッテゴメンナサイ・・・・)
〔カレイ談義〕 林 アヤ
彼と彼女と語り合った
なぜカレイの
刺身料理が有名でなく
ヒラメは有名なのか
なぜカレイの
縁側料理が有名でなく
ヒラメは有名なのか
話は続くカレイ談義
カレイの目は
右側だったのか?
ヒラメの目は
左側だったのか?
たったそれだけの違いで
カレイはヒラメと
差別されているのか
彼と彼女と語り合った
かわいそうなカレイ談義
「へー、ふーん、まあ、なんかいい感じじゃん」
「むー、なんかいい加減なコメント、ならどういうとこがいい感じよ?」
「タイトル『カレイ談義』の談義って言葉がいい」
「なにそれ?詩の内容についてはなんかないの?」
「ヒラメ君登場!カレイのライバルだ、それも世間では格上扱い。彼と彼女が語り合ったカレイ談義、俺も混ぜてもらいたかったなぁ~、いいねぇ、カレイ談義」
「それって褒めてんの?なんか馬鹿にされてるような気がするんだけど?
はぁーあ、あんたみたいにいい加減に人生を生きてみたいよ、大学の講義だって簡単すぎるんでしょ?あんたがうらやましいわ」
「だからさ、この談義、そうほんとに談義って、カレイに談義ってなかなかつながんないよ~、うん、談義ねぇ、カレイに談義・・すごいよ、談義か・・」
「ちょっとぉ、あんまり談義、談義って連呼しないでよ、なんでそこまでこだわるかねぇ・・あ~あ、高校生の頃まではあんたのことならだいたいなんでもわかると思ってたけど・・オレ様に目覚めちゃって、なんかちょっと人格変わったよね・・ひょっとして薬のせいとかだったりして・・・」
真は高校卒業前に軽いうつ状態に陥ったことがあり、今も安定剤を服用していた。
「なに言ってんだよ、それは関係ないっしょ・・アヤがさ、このカレイ談義で言いたいことってのは、見た目がちょっとぐらい違っても、カレイであれヒラメであれ、このオレ様のようにポリシーを持って中身で勝負しろってことだろ?まあ、オレ様はすべて兼ね備えているパーヘク・・フェクトマンだけどな!」
「はいはい・・うーんでも自分で書いといて、よくわかんなくなっちゃった・・なんか恥ずかしくなってきたし・・もう今日は“カレイ”の話しはナシね。よーし、じゃあ、今度はあんたに書いてもらうからね!お題は何にしようかなぁ・・」
「おい、おい、“カレイ”はなしだぜ!」
「あーっ、言ったハシからカレイに触れたなぁ!?こんニャロ・・・もう・・う~ん・・・・・よしっ『推理小説』ってのはどうよ?」
「推理小説かぁ、短編で書けるかな・・推理小説作家のエラリー・ナントカがさ、推理小説は普通の小説を書くより難しいって常々言ってたらしいんだ、短編にしたら、さらにハードル上がっちゃうかもなぁ・・・・」
「へー、そうなの?じゃあ真も少し苦しんで見てよ、あんたのもがく姿が見てみたい」
真はモジモジしながらヒザをこすり合わせだす
「もがくか・・なんかムズムズ感じちゃうなぁ・・アヤ!今晩エッチしないっ?」
「え~、また昨日と同じ展開ですか? ダメ、ダメ!」
「チェッ、なんか“はっちゃけ”ねーなぁ・・・あ、そういえばさっきの紙ってさ・・・」
「コラーーッ、あんたそんなことばっか考えてないでさ、今出したお題の推理小説について考えなさいよ!もし合格だったらさ、エッチだってなんだって、アンタの好きなリクエストに答えて特別のご褒美あげてもいいんだよ~」
「ま、ま、ま、まじっすかー?ウッシャー!あ♪ オレ様やっちゃうよ~♪ かいちゃうよー♪ 今夜は一晩中かいちゃうぜ~♪ かいてかいてかきまくるぜ~~♪・・あっ・・えーと、かくって・・お題のことだよ・・」
「バッカじゃねぇの?とっとと帰って、なんでもかきやがれ!」
(・・・・・・は~、なんとか誤魔化した?・・・ドウセカクンダロ・・・・)
〔彼女の推理小説入門〕 杉山 真
「推理小説を作ろうよ」と彼女が彼に言った。「何だよ、いきなり」彼はビックリした。
「もちろん私達二人、まったく文才がないことわかっている。だけど悔しいじゃない、せめて物語の一部でも、作ってみたいのよ、二人で力をあわせて」
彼女は、時々、急に色々なことを思いつく、彼は腕を組んで考える「推理小説?」
「だって、面白そうじゃない?名探偵コナンみたいで」
彼は心の中で吹き出した、子供の見るアニメじゃないか
いや、好きな人は、大人でも見るかな、とにかく人気のアニメであることは間違いない
「でも、俺達に推理小説は無理だぜ」
「ダイイングメッセージは、どう?」
「ダイイングメッセージ?」
「今回はそこまで、中年の男性が、どこかで殺されている、そして、手に何かが握り締めてある、そこから、犯人を割り出すための手掛かりよ」
「ふーん、容疑者はどうするんだい?」
「そこが問題よ、三人くらいの容疑者がピッタリだと思うの」
「じゃあ、男性が殺された時間頃に三人の不審者が発見されてたってのはどうだい?」
「いいわね、でも、殺された時間って、どうやってわかるのかしら?」
「銃声がするんだよ、中年の男性は、ピストルで撃たれるんだ、しかし、即死じゃない、ダイイングメッセージを残せるくらいにね、そしてその付近をちょうど都合のいいことにパトカーが走ってて警官が発砲音を聞いてて、発砲があった頃の時間がわかるんだ!」
彼女の顔に紅がさした、何か思いついたようだ。
「これから先はまかせて」と彼女は意気揚々と喋り始めた
「そして、三人の不審者が発見された。まず、犬の散歩を日課としていた20代女性、二人目は、パチンコ店経営者の40代男性、三人目は、これまたジョギングを日課としていた20代のダンサー」また彼は腕組みをして考える「殺された中年の男性は、何時にピストルで撃たれたらいい?」今度は彼女が腕組みをして考える。
「夜の8時にしましょう、適当、適当」
「ハハハ」彼は笑い出した。
「適当って、どこまで、適当に作ればいいんだい?」
「私達が作るんだから、すべて適当よ!」彼女は、いたずらっぽく笑った。
「まァ、いいか、それでダイイングメッセージは何なんだ?」彼は言った。
「やっと、ここまでたどり着いたわね、殺された男性は壊された腕時計を握り締めていて、ある時間で止まっているのよ」
「殺された場所には石やコンクリートの塊があって、それで時計の時刻をある時間にして壊したってことだね?」
「その通り、そして、街灯の光を受けて時計の時刻が犯人へのヒントを語るの」
「それで、その時計の時刻は?」彼は少し興奮気味だ
「8時17分よ」彼女は堂々と答えた。「8時17分?」
「わかる? 一体、何の数字で誰が犯人か」
「うーん、まったく、見当がつかない」彼は顔を左右に振った。
「じゃあ、凄いヒント、8時っていうのは、7時60分のことなのよ」
「えっ・・そうか!8時17分っていうのは7時60分+17分で7時77分なのか」
「その通り!大正解よ!ということで777は、パチンコ店を表しているの、犯人はパチンコ店経営者よ」
彼女は自信を持ってキッパリと言った。しかし、彼は眉間にしわを寄せ、腕組みをして考えている。
「どうしたの?」と彼女は彼に問いかける
「犯人はもう一人いるんじゃないか?777は、パチンコのフィーバー、フィーバーと言えば、ディスコでフィーバーだ!ということは、ジョギングをしていたダンサーのことでもある」
「あぁっ!」彼女は大声を上げて言った
「私達、犯人のどちらかを殺さなければならないわね、ホント、完全犯罪は難しいわ」
彼女は、いたずらっぽく、左目をつぶって彼にウィンクした
FIN
アヤはじっと目を閉じている
「・・ア・・・・アヤ・・・?」
アヤは閉じていた目をゆっくり開いてつぶやいた
「・・・はぁ、ぜんぜん、面白くない・・・・」
ニコニコしながら真
「そかそか、そんなに良かったか、うんうん、そうだよなぁ、アヤとオレ様を主人公の彼女と彼に置き換えてみたのよ、オレ達の自然な会話が良かったか、じゃあご褒美のアレはもう頂きってことで♪・・・・?・・?・・???って???えーーーっ??!、えーーーーーーっ!!??