ギフテッド ライフ
「アヤ、今日もオレ様、なんか倦怠感全開だわ、旧校舎の解体工事がウルさくて眠れねーし、チョーだるいってカンジっすわ、なんか変わったことねぇかなぁ?ビビッとくるような楽しいことがさぁー」
彼の名は杉山 10月生まれ AB型 イケてない俺様系 誇大妄想癖有
「はい?やれやれ、また真のいつものガキみたいな発言出たよ、大体あんたガッコウに寝にきてんの?あのさぁ、アタシら、もうすぐ成人っすよ、少しは大人になりなって~」
彼女の名は林アヤ 12月生まれ A型 容姿アイドルS級 独特の感性有
二人は、同じ大学に通う十九歳、家が隣で親同士仲が良く(真は4歳の時、アヤは14歳の時に父を亡くしており、現在はそれぞれ母親と二人で暮らしている)生まれた時からほぼずっと一緒に育ち、いつしか二人は恋人同士となった。傍から見ると少々ビジュアルの吊り合いが悪いが、間違いなく二人は付き合っていた。実はアヤは普段の態度ではあまり表に出さないものの、真のことを味のあるいい男だと思っており真のことが本当に好きである。しかし、周りの友人知人達は影で、真と付き合い続けているアヤのことを美人ではあるが趣味の悪いマニア扱いしていた。一方の真はというと、勿論、アヤにベタ惚れである。元々はパッと見、どこにでもいるようなサエない男であったが、大学進学と同時に自分のことをオレ様というようになり、なにをどう勘違いしたのか、究極のナルシストへと変貌していた、さらにアヤが自分と付き合っているという事実がソレを加速させたようである。古より、天は二物を与えずといわれているが、容姿と引き換えに天が彼に与えたものは知能であった、驚くべき事に彼のIQは200超。所謂ギフテッド(生まれつき高い能力を与えられた者)である。そんな二人は、周囲の目など毛ほども気にせず、会うたびにいつも他愛のない話をしてはじゃれあっていた
真は悪びれる様子もなく
「はい、はーい、どうせアヤ様は大人ですよ・・・オレ様、講義退屈でさ、だからなんか楽しいことねえかなって・・・そうだっ!アヤ、今からウチ来ないか?今ウチ、オフクロいねぇ~んだよ~」
「あんたんちつってもさ、ウチみたいなもんじゃん!別にいいけど行ってどうすんのよ?」
満面の笑みで
「んーーーっ、セックスゥ~~!ぐふふふふっ・・・はぁー、はぁー・・」
半ばあきれ気味に
「あんたのアタマはそればっかかいっ!ったく、アタマいいくせにそんなことばっか、今日はもう近寄んな!アホが感染る」
「あっ・・ああ・・・い・・いや・・・・・ジョーダンッ、ジョーダンですってば、もうアヤ姫ったらマジになっちゃって~、この~、つんつん、キャインキャイン」
完全にあきれて
「もういいよ・・・・・おすわりっ!!だいたいその、つんつん、キャインキャインってなんなのさ?最近よくやってるけど、酔っ払いのエロオヤジみたいなマネいい加減やめなよ!マジ気持ち悪いんですけど」
「エ、エロオヤジっ?・・・いや特に意味は無いんだよ・・なんとなく・・さ・・」
「あのさぁ、自分でも訳のわかんないような言葉使うんじゃないよ!そういうのって傍から見ると恥ずかしくってすんごい引くんですけど!今度やったら、金輪際アンタとエッチなんてしないからね!!」
下を向いて喋りだす真
「そんなに言わなくてもいいじゃん、軽いジョーダンなのに・・・それにさ、オレ様ってばモテモテじゃん、そんな飢えてるワケないじゃん!」
「へ~そうなんだ~、確かに、講義のわかんないとことか色んなコが聞いてくるもんねぇ」
「そうさ、当然じゃんっ!!このオレ様だぜぇ!だいたいさーアヤもよーこのっ、杉山真様が付き合ってやってんだからさぁ、ありがたいと思えよなぁー」
小刻みに震えながらアヤ
「あーそう、あーそうっ、あーあーあーーそーですかっ!もうあんたとはぜーーったいエッチなんてしないからっ!」
「うわっ・うう・・ああぁ・・いや・・あ・あの・・ ご、ご、ご、ごめんなさーーいっ!!オレ様、ちょっと調子に乗りすぎた?」
檸檬インフィニティ∞ | 五月 鯉之介 |本 | 通販 | Amazon