檸檬インフィニティ∞ | 五月 鯉之介 |本 | 通販 | Amazon

 

カラッポ
 
俺の背中を誰かが突いた
振り返ると君か笑っている
久し振りに君に会った
お互いの学校の帰り道
君は色々なことを語った
カラッポな俺はただ
君の話に頷いていた
俺も君に何かを語りたい
君がとても遠くに見えた
 
これが青春って奴かな
君の振る舞いを見て思う
いっしょにいて恥ずかしいよ
なんでかな、燃えていない俺
君の笑顔が眩しくて眩しくて
この場から逃げ出したいよ
そういえば俺にも夢があった
教師になって、人生を語る夢
今では君に一から教えて欲しい
 
この前、お袋に不平を言ったら
若者らしく青春を生きろ!と喝
それから頭に青春がついて回る
生きてないよな、冴えない毎日
そんな頃を回想している俺がいた
学生時代は異性と受験と浪漫?
懐かしくもあり戻りたくもなし
俺の可憐なマドンナに偶然会った
ズケズケしたおばさんになっていた
 
でも、そんなことは、
もう、そんなことはどうでもよかった
問題は、俺は何者にもなっていないことだ
俺はいまだにカラッポのままであるということだ