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「倉敷って、広島同様、凄い被害があったわね。私達は家をなくした」と遥。
「俺はJR運休」
「でも、何度も言うけど、笑顔は人生の幸せのための最大の武器なのね」と檸檬。
「そう、笑顔は人生の幸せのための最大の武器。さっきのショートショートも『俺と檸檬ママは、9月18日、とても明るく元気であった』と明るく終わった」
「・・・・・・・・・・・・・今度、みんなで倉敷美観地区に行きたいですね」と遥。
「あそこは、心が癒されるね」
「反対に近頃、変な事件も。広島や京都の橋等に落書きが」
「なんか、悲しいね。俺、スランプだよ。何がよくて悪いのか。心がわからなくなっている。もう、書けないのかな」
「そんなことない!」と檸檬。
「一番何が大切か一番よく知っているくせに・・・・・・・。強く生きて、私達に模範を見せて導いてください」
「ごめん、ちょつと弱音を吐いた」
「心はいくらでも豊かになれる。ここで遥に一句を」
俺は自己流格言を考えた。
「『俺の手が汚れたのは決して盗みを働いた訳ではなく自分の法律を破ったから』」
「知らず知らず人は、自分自身にルールを作って生きている。それが自分の法律。法律だけに厳しいよ。甘くて安い法律は、「無」に等しい。なんて、ちょっと厳しかったかな」
「自分の法律か。徹さんも遥も檸檬も、みんな持っているんですね」
「あァ、汚してはいけないもの」
「そして、守らなければいけないもの」と檸檬。
「まずは、自分を信じて生きなければ」
「檸檬にも、一句欲しいなァ」
俺はまた自己流格言を考えた。
俺達の人生の繋がりについて。
「『今この時僕らが出会っているのはまさしく奇跡でこれから離れようがこれから結ばれようがすでにもう繋がっている』」
「徹さん、その心は」
「この世に生まれてきた。そう気づけば、父がいた母がいた。奇跡の出会い。求めもせずに繋がっている、繋がっていた。そして、この繋がりは一日一日どんどん広がっていく。選択の主が自分なってゆく」
「もう、すでに私達、繋がっているのね」
「まだまだ格言を言わせてくれ」
「どうぞ、どうぞ」
「『その時の心の「センタク」が俺の心をピカピカに「センタク」したなんて、一秒一秒のチョイスが俺の人生の分かれ道』」
「その心は」
「『選択』と『洗濯』がオーバーラップした、そんな例え話して、人生の分かれ道を語ってみた。一秒一秒のチョイスで、俺の今の人生、貴女の今の人生がある。今、俺と貴女は愛し合っていますか?」
「まだまだ格言、言ってください」
「『愛という字を男に変えて君を守る』
可憐な貴女を見ていると、この手で何があっても、守りたいと思う。そういう自分は己さえも守れないのに。なぜか、俺は強くなって、男になって、「男」と「貴女」を守ろうと必死になってもがいている。
『俺の生き様にシナリオはない。これからも自由奔放に生きていきたい』
俺は自由だ。とはいえ、自由という名の鎖につながれている。そして、また、明日は、未来は無限に開かれている。そんなカンジで自由である。とはいえ、すべての責任を負う。遥かロマンの夢追い人だ。
「あァ、なんか俺も元気になってきた。自分自身に励まされたよ」
「じゃあ、そろそろショートショートの時間ですね」と遥がしすくす笑った。