偶然必然アイ・ラブ・ユー

 

俺の目の前には
ポール・スミスの
ノートがある
俺の誕生日に
好きな娘から貰ったものだ
二年がかりでノートの
中身はぎっしり埋まった
最後のページに
アイ・ラブ・ユーと書いてある
だけど君は
俺の前から去って行った

後ろ姿で手をあげた女性
俺は追いかけることもなく
「お別れなんだね」
暑い暑い夏の昼下がり
まるでドラマのように
俺達は別れた

 

そして、今、君は
何をしているの?
この世界の同じ時の中で
暮らしているんだね
きっと弾けて生き生きと

 

あの日、君と出会ったのは

偶然だろうか必然だろうか

あの日、君と別れたのは

偶然だろうか必然だろうか

でも、まだわからない

どこかの街で君と出会って

再び愛が燃え上がるかもしれない

でも、まだわからない、まだわからない

ポール・スミスのノートはアイ・ラブ・ユー