燧ヶ岳
尾瀬を経由して続いている日本百名山に登ったことがある。
写真部の先輩が誘ってくれて会社のツアーに参加した。
登山は初めてで1週間くらい前にザック等を買った。
2日前に悪いことに背中に違和感を感じ
夜中に地元の救急病院に行くと背中にぶつぶつができていた。
登山のことを医者に話すと参加不参加は本人の体調次第とのこと。
俺は行くことにし、バスに乗り込み、
尾瀬の水芭蕉に胸をワクワクさせた。
かなり、山の上までバスで登った。
晩、宿でさっそく宴会をした。
といっても、朝早かったので、早々に寝た。
午前三時?頃に起き、登山(歩き)が始まった。
季節的に水芭蕉は咲いてなかった。
ひたすら、歩いた。そんな記憶がある。
かき氷を食べてる写真がある。
どこか、食べれる店があったみたいだ。
はっきり、覚えていない。途中の山小屋で一泊した。
夜、女学生が宿のまわりで黄色い声でキャーキャーはしゃいだ。
林間学校か?メチャクチャ楽しそうだよ。
だが、あまりのはしゃぎように
俺達のメンバーが二階からあまりにうるさすぎる、
登山を控え寝られない、
と軽い説教をした。俺はとても楽しかったのだが…………。
さて、また明け方、登山開始。歩けど歩けど登れど登れど道は続く。
…………………。
知らぬうちに着いたよ。頂上は霧でよく見えなかった。
だが、苦しいのはこれからだった。下山である。長かった。
足が痛くてしかたなかった。
下にゆくほど、子供のように大きな挨拶声を張り上げていた。
気付くと待機していたバスのところに着いていた。
宿には寄らなかったか?またまた記憶がさだかではない。
俺は一体なんという山に登ったのか?
燧ヶ岳(ひうちがたけ)、そう燧ヶ岳だ。先輩に誘われて行ってよかった。
なぜなら、思い出は、その人の『宝』であるから……………。