オロリンペラセプト

【効能】B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVウイルス、結核菌、一般細菌、アデノウイルス、SARS,MRSA(5分)/ インフルエンザA型ウイルス (1分) / ノロウイルス(10分)/ ポリオウイルス(15分)

活性物質−リン酸カルシウム粒子複合体を含む経皮送達組成物およびその使用方法

新型コロナウイルスのエンペロープ芽胞菌


ノンエンベロープウイルスとは

ウイルスはその構造からエンベロープのあるウイルスとないウイルスに分けられます。
エンベロープとは、脂肪・タンパク質・糖タンパク質からできている膜で、ウイルスが増殖して細胞から飛び出してくるときに細胞の成分をまとって出てきたものです。

エンベロープは脂質に作用するもので壊れやすく、エンベロープのあるウイルスはそれにより失活します。
エンベロープのあるウイルスは、アルコール消毒剤からダメージを受けやすいのに対し、エンベロープのないウイルス(ノンエンベロープウイルス)は、ダメージを受けにくく、アルコール消毒剤が一般的に効きにくい傾向にあります。
手を介して口から侵入し腸管に感染するウイルスは、胃酸や腸管の胆汁酸に抵抗できるエンベロープのないウイルスです。

エンベロープウイルス

アルコールが膜を壊して
ウイルスにダメージを与える

ノンエンベロープウイルス

膜がなく、アルコールに強い

エンベロープウイルス 構造

 


 


 




井上正康(いのうえ・まさやす) 大阪市立大学名誉教授(病理学) 1945年広島県生まれ。1974年岡山大学大学院修了(病理学)。 インド・ペルシャ湾航路船医(感染症学)。 Albert Einstein医科大学客員准教授(内科学)。 Tufts大学医学部客員教授(分子生理学)。 大阪市立大学医学部教授(分子病態学)。 2011年大阪市立大学名誉教授。 宮城大学副学長等を歴任。 現在、キリン堂ホールディングス取締役、現代適塾・塾長 腸内フローラ移植臨床研究会・FMTクリニック院長。

PCR検査が陰性と判断されても、本当はウィルスを持っている偽陰性の可能性がありますが、間違って陰性と判断されると、その風邪症状の方が出歩いてしまい、感染を拡大する可能性があります。

PCRで陽性と出た場合でも入院を要しない程度の症状の患者さんに対しては現在のところ治療方法がありません。

PCR検査のために医療機関に出向くことによって、もし本当に新型コロナウィルスに罹っていたとしたら他の人に感染させるリスクがあり、逆にもし新型コロナウィルスに罹っていなかったとしたら、その検査の場所で罹ってしまうリスクが高い。

○政府から示されているように、風邪症状があったら呼吸苦など重い症状を伴わない場合には、PCR検査で診断して貰おうとせずに、自宅で安静にし栄養を摂り、家族なども含めて他者にうつさないようにすることが最も大事です。


2020年の日本はコロナ一色の、ある種異様な空気に包まれていた――数年後から今を振り返ってみたら、おそらくそう言われているでしょう。テレビでは毎日感染者数を報じ、朝から晩までコロナウイルスの話題を取り上げ続けました。イタリアやニューヨークの惨状を視聴者の目に焼きつけ、「今に日本も同じようになるかもしれない」と恐怖をあおりました。

社会全体が“コロナ恐怖症”に陥り、マスクを着用しない人に非難の目を向けたり、県外ナンバーの車を排除しようとしたり、「人が集まるから」という理由で美しく咲く花を切り落としてしまうことまでしました。しかし、いつまで経っても日本がニューヨークやイタリアのようになることはありませんでした。なぜ、日本は厳しいロックダウン(都市封鎖)もしないのに、欧米のように感染が広がらないのか――世界から不思議に思われました。

著者はこのことに早くから目をつけ、世界の最先端科学情報を解析することで、日本と東アジアの民族には、長年コロナウイルスにさらされてきた歴史を背景に新型コロナウイルスに対しても免疫的なアドバンテージがあるという結論に至りました。

そして、過剰な自粛や行動制限によって経済的に行き詰まるケースが続出している状況に危機感をおぼえ、新型コロナウイルスに関する最新情報と、健康と経済のバランスの取れた冷静な見方を発信し始めたのです。著者の井上正康医師は、長年腸内フローラを中心に病理学や分子病態学を研究し、臨床経験も豊富です。また、専門家のみならず、一般向けにも医療と社会の在り方を考える「現代適塾」を開講。身近な問題を切り口に、医療や科学について、独自の視点でわかりやすく解説しています。

●目次
序章 新型コロナウイルスがもたらしたもの
◆未知のウイルスとの出会い
◆蔓延したのは過剰反応と思考停止だった
◆教訓を生かして「次の波」に正しく備えよう

第1章 人類と感染症
◆人類最大の敵は感染症
◆21世紀は「ウイルスの時代」
◆地域によって異なる免疫特性

第2章 コロナウイルスとは
◆コロナウイルスの形状
◆突然変異しやすいRNA遺伝子を持つ
◆「新型」はつねに生まれ続けている
◆コロナウイルスはどのように感染するのか
【Q&Aコーナー】

第3章 世界と日本の新型コロナの感染拡大
◆新型コロナウイルスはいつ日本に来たのか
◆感染は世界でどう広がったのか
◆「日本のコロナの波」は2波来ていた
【Q&Aコーナー】

第4章 死者数から見た日本と東アジアの特異性
◆死者数が少なかった日本
◆効果が見えないロックダウン
◆新型コロナに対する強い抵抗力

第5章 コロナウイルスと免疫
◆ウイルスの標的は免疫弱者
◆ウイルスから身を守る「免疫力」とは
◆私たちのからだには「免疫記憶」がある
◆抗体を持つ人が少なかった理由
◆ポリクローナル抗体と交差免疫
◆土着コロナと新型コロナの交差免疫反応
◆民族特有の遺伝子特性=HLA
◆「弱毒株→強毒株」という順番が幸運だった
◆BCGは新型コロナウイルスに効くのか
【Q&Aコーナー】

第6章 「次の波」に向けての処方箋
◆新型コロナは「季節性の風邪ウイルス」の一種
◆クラスター解析はどこまで有効だったのか
◆ワクチンに対する期待とリスク
◆治療薬開発のめどは?
◆コロナ時代の免疫パスポート
【Q&Aコーナー】

終章 「失敗の本質」とポストコロナ時代の日本
◆インフォデミックによる萎縮が続いている
◆「指定感染症」の解除を
◆ウイルスとの「痛み分け的共存」を
◆「コロナ恐怖症」からの脱皮を


ヨーロッパやアメリカで多数の犠牲者を出した新型コロナウイルスが、なぜ日本ではケタ違いに少ない死者数で収まっているのか? 遺伝子や免疫に関する最新の科学情報から、新型コロナウイルスの真の姿を明らかにします。マスコミがあおる“コロナの恐怖"に翻弄されれば、社会は窒息状態になる。正しい知識と適切な感染症対策で、健康と経済が調和した当たり前の日常を取り戻し、ウイルスと賢く共存する道を提言