君のその発言が
僕へ対する想いや思考ではない事を
感覚的に知っているから。


今日も眠れぬ夜を咲かせるのだ。



また、新しい扉を開いたのだろう?

知らず知らずの内に踏み込み
少し中身を見渡して
入れそうだと思い
無意識に足を踏み入れたのだろう。



君は僕の気持ちなど知らずに

どんどん僕を置いて

先に進んで行くのだね。




僕は君の後ろ姿を奏でるよ。



僕が飽きてしまう時まで

苦しみと絶望と闇の中で独り。




ああ、こんなにも世界は広く明るく
暖かい色をしているのに
僕はあの日から
溝の底に居るようだ。




何度夜を吐き捨て
朝日を吸い込み
君を眺めたのだろう。



そろそろ自身でも
早く飽きて欲しいと願う身だ。




君はこんなに想われている事を
きっとこの先何年も
知る事は無いようだ。





もしかすると




僕にも
僕のような
僕の為に苦しんでいる人が
いるのかもしれない。







複雑な気持ちのまま
数時間後にはサヨナラだ。