僕はこの先
何になりたくて
どうしたくて
君を監視しているのか考えた。



別にもう、君を近くに置いておきたい訳でも
共に景色を共有したい訳でもない。


頭の中では
二度と交わりたくない
そんな意地まで出てきた身なのに。


君を見つめる事が
習慣づき、癖になってしまったのだろうか。




「ああ、僕が座ったソファーに
君と誰かが吐息を交換し合っているのだろう」



そんな想像で
嫉妬心に飲まれ
夜闇に侵されるのだ。




自虐行為に等しい何かが感じれる。





関わりが深ければ深い程
失った後の感情はとても豊かになり
粘り強く、残るもの。




過去の僕なら
今の僕に何と声をかけていただろうか。





今の僕は
君の何になりたいのだろう。





難しい質問である。