every night 見守って輝いていて
あなたの夢に手を伸ばすから
お願いいつだって微笑んでいて
朝が始まる 遥かな道の向こうから

木洩れ陽の中 見上げる青空
走り抜ける 風の速さが眩しい
追い越すたびに 愛しい想いが
翼をつけて 飛んでゆく あの空に

もう一度立ち上がる私に
あなたは気づいてくれる
夢にたどりついた時には
その手で抱き止めて

every night 見守って輝いていて
あなたの夢に手を伸ばすから
お願いいつだって微笑んでいて
朝が始まる 遥かな道の向こうから

想いは叶う 約束の場所で
両手広げて 飛び込もう あの腕に

目覚めて歩き出す私に
あなたの声が聞こえる 
夢にたどりつけるその日まで
ずっと名前を呼んで

every time 呼び合ってはばたいていて
きらめく羽根をおいかけるから
果てない空だってときめいていて
朝が染めてく 遥かな道の向こうまで

肩先で弾む髪を 陽光が踊らせてゆく
まっすぐに顔を上げて 白い靴ひもを結びながら

every night 見守って輝いていて
あなたの夢に手を伸ばすから
お願いいつだって微笑んでいて
朝が始まる 遥かな道から


every time 呼び合ってはばたいていて
きらめく羽根をおいかけるから
果てない空だってときめいていて
朝が染めてく 遥かな道の向こうまで









「ムゥ…」

「ウヌゥ」


「ちょっと アスカ何うなってんのよ」

「ア いや…ちょっと料理の事で…」

「お料理?」

「まだなんか形に成らなくて…」

「ふーん 天才少女も壁にぶち当たって悩むのねぇ いやぁ~若いっ 若いなぁ」

「天才っ美少女よ そりゃ若いわよ ミサトよりかは」

「こう言うのはさぁ 悩んでいないで 聞くのがイチバンよ」

「聞くって…?」

「オーイ シンジくーん」

「はい?」

「ちょっちょっちょッ…ミサトォ こいつにはナイショだってぇ」

「イイじゃないのよ 隠さなくても」

「何です? ミサトさん」

「あのね アスカの事なんだけどさ」

「アスカッ…」ビクッ

「ナニ反応してんのよ」

「い いや 何されるかと思うと…」

「シンちゃん アスカねぇ シンちゃんから…」

「いっ いいってぇ!」

「イイの イイの」
「シンジ君からお料理のいろはを聞きたいんだって」

「アスカが…」

「な 何よっ なんかモンクッ…?」

「なんだそんな事か」

「そんな事ですってぇ?」

「かんたんな事だよ 今なら動画だってあるんだ スマホ見ながらでも出来るよ」

「フーンッ…余裕じゃない」
「じゃあ シンジセンセイにお手本見せてもらうわ」

「いいよ」
「大切なのは 手間を惜しまない事だよ



「かんたんな料理でも 食材の下ごしらえをちゃんとやるかやらないかで 差が出るんだ」

「フンフン」

「よし じゃあ これを炒めてっ」

カチンッ チチチチヂッ ボゥ!

シャッ シャッ ジャッ

「ふ…っ」
シャッ シャッ ジャーッ

「…」


「ほっ」
ジャーッ ジャーッ


「(いつもと違う… いえ あたしが毎日見てたのは この…)」


「  スカ」


「   アスカ…」


「アスカ…?」


「エッ!?ナニッ…?」

「手元はこんな感じだけど って ちゃんと見てた?」

「あっ アッ ええっ 見てたわよっ」

「ほんとかなぁ…」

「ナニヨッ」  

「アラアラ まぁ アスカさんたら」

「ミサトッ…」

「アスカはねぇ シンジ君」

「はい?」

「シンジ君の顔っ ずっーと見てたわよ~」

「ウソよっ!」

「それは いとおしい眼差しで 頬も赤らめて」

「えっ!」

「違うっ カンチガイすんな」
「ア アンタのソリ残しが気になって 気になって仕方なかったのよぉ いい加減ソッてよねっ」

「そり残しって…僕まだそんなに」

「アッ そうだったわね アンタあっちの方もつるピカだものね」

「アスカッ!見たのかよッ!?」

「フンッ! アンタの言動や振る舞いを見たら誰だって分かるわ このガキシンッ!」

「んもぉ~」


「いゃはや 二人とも若いっ わっかいなぁ 私キュンキュンしちゃうっ」
「私にもあんな時があったのよねぇ」

「イャァダッ BBAの身悶えキモッ」

「アスカァ!私はまだ二十代よっ まだ舞えるっ」


「アッ それそれェ ジュリセン新東京ぉ それそれェ」フリフリッ…

「これだからバブリーなオトナはイヤなの」

「アスカァ…楽しそうだからいいじゃないかぁ」



LAS こそばゆい…