ピリリリ…ピリリリ…
ガチャ
「もしもし お電話ありがとうございます ネルフプランニングです」



カチャカチャ…

「アアッ…まとまんないっ」




「(今日も今日とて デスクワーク…)」


「ここっ どうしようっ…」


「(仕事は大事だが 余裕を持たないと…)」


「あらっ? 一行ズレてない これ」


「(仕事仕事に追われて アソビ心を忘れるなんて…)」


「アーッ! 分かんないわっ」


「(仕事しに来てるのか メシ食いに来てるのか 分からない様な奴にはなりたくないと思っていたが…)」


「もう…どうしたら いいのよぉ…」


「(暇なので)」

「とりあえずメシでも食うかな」

「葛城 お先」

「ちょっとっ…加持君っ…手伝ってよ」

「よし 昼だ」

「聞いてよっ!」









「よし…ここだ」 
 カラカラ…   

「いらっしゃい」


「(いつも気になってた定食屋…今日は思い切ってとび込んでみたが…)」

「いらっしゃいませ」コトッ

「フゥ…(さてと…)」チラッ

「(うおっ メニュー 多っ)」
「(これ…本当に全部あるのか…)」
「(迷う…)」
「(ええいっ)」


「すみません」

「ハーイ」

「あのう  トンカツ定食ください」

「はいっ   トンカツ一丁!」



「(ここは…敢えて無難に それに今日は トンカツの気分だ)」 



 





「お待たせしました」



「(きたきた…)」
 

「(このグッドルッキングな茶色の衣 期待値上昇…)」

「(では…)」

「いただきます」



「(先ずは… 衣にちょっと塩を…)」



「(おおっ… これだけでも美味いっ…)」 


「(カラッと揚がった衣 柔らかく筋張ってないお肉っ… 作った人の努力と情熱が伝わってくる…)」

チラッ

「(これがソースかな?)」


トロォ…

「(ソースっねっ って  これ…かなり濃いぞ…)」



「(甘めのソースを含んだ サクサクの衣 噛むと 肉の美味い脂と絡まって…美味い)」
 
「(良いぞ これ)」


「(そして このカツが…)」


ハグッ モグッ モギュ…

「(飯に合うっ)」



「(次は 洋ガラシ)」


「(オゥ オゥ…キタキタァ 辛味がジンジンキタキタ)」 


「(味に変化をつけるから 油っこくても飽きがこない)」

チラッ

「(あれ? ここはランチタイム中は ご飯おかわり自由…か…)」  

「(よし)」


「すみません」

「ハイ」

「おかわりください」


「ただいま」




「(この漬物…)」
パリッ 

「(良い塩梅だ)」

カッカッカッ  


「(益々箸が止まらない)」







「フゥ… (大満足)」   



「ごちそうさま」







   





ゴロッ…ン…

「こうして 芝生に寝そべって…」

カチッ

「ンッ 煙草くゆらせながら のーんびり 最高だな」


「♪ イノガシラッ…」
ゴロンッ…
「♫ フンフンフフン」
ゴロッ

「ンンッーッ!」ビビッ


「優雅に昼寝? イイご身分ねっ 加持クンッ!」

「か 葛城っ」

「いつまでサボってんのよっ」

「サボっていないさ 今は昼だぜ ヒルナンデスってね」

「茶化さないで 何時だと思ってんの 随分長い昼メシだことっ」

「えっ 今○○時…」

「開き直ってんじゃない!」

「お 怒るなよ」

「そうやってっ タラタラやってんじゃないわよ!」
ガシッ

「ちょっ! 俺の腕 イタタッ」

「どう? 痛い 私の腕十字っ」

「おれっ …折れるっ 折れるって」



「週末コンペがあるんだからさぁ」

「ゴルフ行くなら 仕事やってから行けぇ」

「分かった分かった ギブギブギブ」


パワコミと言うアプリにあげた過去作です

もう4年前って言う事実





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両方 

なんて言うか「いいね」を狙いにいこうとするより 何気ないやつに注目が集まるのが 逆に面白い








んじゃ