叶わぬ恋だとまた思い見て見ぬ振りした
真冬の冷たい風 心通り抜けるよ

白い吐息で君の 名前を呼んでみたら
凍える僕の心 赤く 染まる

何秒間の世界が僕の独占欲に触れたんだ
君がいれば何もいらない
何秒間の世界を一層"具現"と"化"したくなった
君も僕と同じならいいな

無邪気に笑う君を見てるだけでよかった
不意に見せたあの日の涙 心揺れるよ

いつか君の隣に僕がいてもいいなら
流したその涙 僕が 背負う

感動的な未来がズット続くと限らないけど
君といれば無敵になれる
妄想癖な性格を一層"具現"と"化"したくなった
君に贈る少し変わった
this is song for you!!







「…」


ワイワイ…

「…」


ワイワイ…

「うぅ…っ」

「さむっ!」


「(そりゃそうだ だってもう12月なんだし…)」


「(にしても 今夜は賑やかだな)」


「今日どうしようかっ」
「明日は休みだし 最後まで行こうぜ」
「もぉ ヤダァ~」


「(土曜の夜だもんな…僕もちょっとだけ高ぶってる)」

「でも…」

「(一人だし 何をしていいのか…)」


「(干渉されるのもすきじゃない けど 一人はちょっと寂しい)」

「(これって 可笑しい事なのかな…)」

「(そうだ)」

「(何か聞こう… 気が紛れる)」

「(ランダムで…)」

(♪…)

「これ…」

(♪…)

「(母さん達の若い頃に流行った…)」

「(確か ハヤト君も言ってたのって)」

(♪…)

「(懐かしいとか 古い曲って感じはしない)」
「(スタンダードでスッと耳に入ってくる)」

「良い歌じゃん」

(♪…)
「けど…」

「(きっと君は来ない ひとりきりのクリスマスイブ…か)」

「(曲は明るいのに…)」

「(詩は悲しい…)」

「(そうだよっ 誰も居ない…)」

「(ひとりきりなんだ 僕は…)」


「寒いっ…」

「寂しい…」

「やっぱり 寂しい」



「綾波っ…」






「…碇君」


「!?」


「…どうしたの?」

「えっ? いやっ そのっ…どうして」

「…待ち合わせ したでしょ」


「そ そうだったねっ」

「…?」


「ホントとんちんかんねっ あんたは」

「アスカ」

「マリさんもねっ」
「シンジ君…」


「真希波さんにカヲル君…」

「あたしが呼んだのよ やっぱ頭数多い方が良いでしょ」

「アスカ…」

「さぁみんなぁ~ 今夜はシンジのオゴリよぉ~」
「Wow!」
「ちょっ アスカァ」

「ジョウダン ジョウダン エアジョウダンだからぁ あっせんなよっ」
「んもぉ~」

「(さっきは ちょっと変な妄想してたけど…)」

「(…)」


「やっぱKARAOKEでしょぉ」
「その前にご飯よっ!チキンよ」
「…肉勘弁」

「(僕は一人じゃないんだ)」

「僕にはみんながいる」

「シンジ…」「…碇君」「ワンコ?」
「シンジ君…」

「あ あのっ … どうしたの?みんな」

「あんた 何言ってんの? キモッ」

「ボクにはぁ みんながぁいるぅ ってミュージカルかよ ハズッ」

「ねぇ みんなぁ?」

「…あなたは大丈夫」
「助けをかりたい時はいつでも言ってくれニャ」
「シンジ君 君と僕は二人で一つさ」

「ちょっとぉ!」

「み みんなぁ~」

「ナニよナニよっ!」

「姫っ スナオじゃないニャ」

「五月蝿ぁい」

「…弐号機の人」

「ホラァ~」

「分かったわよっ」

「まぁ~あんたはあたしの小間使いとしては役に立ってるわ これからもショージンする事ねっ」

「ンモォ~姫っ」

「いいじゃん」


「しょうがないわね あんたが居てくれないと困るの 一応言っとく」
「…弐号機の人」
「まぁ 一歩前進?かニャ」

「こいつも感動して 泣きそうじゃない」

「へ?」

「…」フルフルッ…

「ワンコ君?」

「ふぁ…」フルフル

「?」

「ふぁ ふぁ…」ヒクンッ

「ンァ?」

「ふぁくしゅんっ!!」

「ンギャァ?!」

「ごめんっ…!」

「あんたって言うオトコは…」

「んで さっきはなんて言ったの?」

「ホントにバカなのが 分からないのぉ ハッ!?」
「アスカッ…アスカァ アスカさぁん…」
「アッ!?」
「焦らないで さっき僕に言ったでしょう?」

「このヤロー!」

「ひぃ!」

「逃がすかぁ」

「ごめんって」


「…二人とも 暖め合ってる…」
「エッ?」
「…やり方は強引でも 二人はポカポカ」
「まぁ確かに 走れば暖まるけどぉ~」
「…私も碇君を暖めたい…」
「それ僕も同じだ…」
「…そう」
「ちょっと分からないニャァ」

「アスカさぁん アスカさぁん だからごめんなさいって」

「それウザいのよっ いい加減にしろっ!」


クリスマスソングと言えば何?


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クリスマスイブよりも
いつメリよりも これ

~~



某ストーリミングサービスで一年間聞いていたのは

らしい

















今年も 激オコバジリスクタイム





水の様に優しく 花の様に劇しくぅ
震える刃で貫いてぇ