やがて夜が明ける 今は冷めた色
次のカーブ切れば あの日消えた夏
君は先を急ぎ
僕はふり向き過ぎていた
知らずに 別の道
いつからか 離れていった
サヨナラを繰り返し 君は大人になる
ときめきと とまどいを その胸にしのばせて
ツライ夜を数え 瞳 くもらせた
ガラス越しの波も 今はあたたかい
君がいないだけで 今は苦しくはない
二度とは帰れない あの日が呼びもどすけれど
サヨナラを言えただけ 君は大人だったね
ときめきと とまどいを その胸にしのばせて
~
インスタントカメラ使ったことある?
使ってた 高校生位で
何を思ってか いつもフラッシュ付きのお高いヤツ買ってたわ
本当に最初のヤツなんかただの箱だったのに
「ねぇみんなで写真撮りましょうよ」
「イヤでーす」
「アスカッ…即答…なんでよ 記念に撮りましょ」
「なんでって なんでみんななの あたし一人なら写ってもいいけど なぁ~」
「また」
「イヤなのっ」
「じゃ アスカ抜きで撮りましょうね」
「はい」「…ええ」
「ムゥ~」
「それはそれでイヤッ」
「アスカ…」「…天邪鬼」
「Amano-Jack って?」
「ニッポン古来の鬼の事よ マリ」
「ぬぁんですってぇ~」
「ミサトさぁん」
「ゴメーン まぁ素直じゃないって事っ」
「フンッ!」
「いくわよぉ」
「当然あたしがセンターなんだから」
「姫 カコイイッ」
「…ペンペン おいで」
「クァ~」
「カヲル君」「ああ…シンジ君…」
「時が来たね…今の僕達の姿を刻もう」
スッ…
「ウワッ…きったね画 ○○達が絡み合ってキモッ」
「アスカッ!」「フンッ…」
「ンモォ みんないくわよ はい」
「写ルンですっ」
パシャ!
「ってか その掛け声あり得なくない」
「あら イケてるじゃない」
「今どきスマホじゃないなんて…」
「みんな ツヤありにする?それともツヤ消しにするぅ?」ジャッ ジーコッ
「何の話よっ!?」
「アスカッ…落ち着けって」