その帰り、近所のスーパーに寄ったところ、これが売られていました。

結崎(ゆうざき)ネブカ。
驚きました!
ネブカというのは、根深と書きネギのことです。
言い伝えでは聞いていましたし、もう無くなった品種だと思っていました。
わずかながら種が残っていたんでしょう。
甘味があるといわれ、見た目は太い。
奈良の結崎というところは能の発祥地として知られていますが、芸能の能楽とネギは深いつながりがあります。
室町期のある日、天がにわかに曇り、異様な怪音とともに寺川のほとりに天から一つの翁面と一束のネギがふってきました。
村人はその能面とネギを地中に埋めました。
このネギが結崎ネブカ(大和ネブカ)であり、そしてここから能楽が生まれ現在にまで続いています。
能楽を大成した観阿弥、世阿弥の親子は結崎に居を構え、能楽の繁栄のもとを築きました。
観世座は結崎座ともいわれる由縁はここにあります。
能とネギ。
意外な組み合わせですが、これに限らず歴史の伝承というものは意外性があってこそ面白いものだと思います。歴史のロマンです。
数年前に訪れたことがあるのですが、寺川のほとりには「面塚」という場所があります。
ということで親父と相談した結果、今夜はすき焼きをいたします。
では、体験レポートはまた後日に。