
ウクライナ人の作品に、昔、触れていたとは思わなかったです。
今、読むことで歴史的に価値がある作品だと思います。
まさか、主人公がペンギンだとは?!
ペンギンの存在が異様で、しかも、擬人化されてない。
ソ連崩壊直後のウクライナが、ペンギンと比喩され、ぴったりと思いました。
今は、ロシアのウクライナ侵攻で、ペンギンの決心も固まったのではないでしょうか?
主人公の疑似家族との関わりは、物語のメインではなかったので、この物語の中では、主人公の表向きの日常を描写しているのかなと思いました。
インフルエンザにかかって治ったペンギンは、南極に行けなかったのですが、作者は、続きを書いたそうなので読んでみたいです。それにしても、ソーニャのお金で買ったカラーテレビに映った南極ではしゃいでいるペンギンを見て、ペンギンも目を輝かせたように釘付けで見ていました。
そして、予算のない動物園が、動物を飼育できず手放して空の檻とイラストだけになっている様子は、ユーモラスでした。
ありがとうございました。