2026/01/04@南古谷

監督 平野俊一

★★☆☆☆

話も演出も古臭いぞ


ドラマ・ラストマンの好評を受けて映画版が制作された。皆実の初恋相手がロシアから亡命というのは良いアイデアだと思うけど、何で初恋の人ではなく、その妹にしてしまったのか…。若い頃の皆実を演じた濱田龍臣が凄く皆実っぽくてハマってるなあと感心。それ以上に若きナギサ・イワノフ役の當間あみがかわいい、健気で微笑ましい。(作品内で1番輝いていた)この二人の青春グラフィティを観ていたい気持ちにさえなった。それ故に宮沢りえと福山雅治の恋は説得力があったのに、いらぬどんでん返しで、皆実は何を護っているのか、目的があやふやになってしまったように思う。


そしてドラマチームの俳優達が全く活かされないのもナンセンスで、出演こそしているが、話には全く絡まない。なんとも勿体ない。結果的にこの物語は福山雅治と大泉洋がいればあとは記号ということで、もうちょっと違うやり方があったように思う。ドラマ特番の方が良く出来ていたというのは失礼な話なのか。


演出も古臭く、妙な語りが多くて間が持たなかった。大爆発で「みなみさ〜ん!」「ニナー!」とか叫ばせるのもダサい。何故北海道だったのかも理解できないし、北海道にこだわる理由もなかった。「探偵はBARにいる」の世界線に近いもの感じてしまうのは私だけではなかろう。この先、ドラマ続編が作られるかはこの映画の興収次第だろうけども、この映画自体は物語文脈からは、なかったことになるでしょう。


過去の事件で両目の視力を失ったが、どんな事件も必ず最後には解決に導くことから、「ラストマン」と呼ばれて活躍してきたFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)。交換研修で警視庁に来た彼のアテンド役は、孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)だった。数々の難事件を解決し無敵のバディとなった2人は自分たちが実の兄弟であるという真実を知り、さらに深い絆で結ばれるが、皆実は研修を終えアメリカへ戻った。2年後、皆実の初恋の人であるナギサ・イワノワ(宮沢りえ)がロシアから亡命のため謎の組織に追われていた。そのため再びタッグを組んだ皆実と心太朗は、北海道でFBI、CIA、北海道警の合同チームと共に事件に挑むが、そこには世界を揺るがすブァッハと呼ばれるテロ組織が皆実の命を狙っていた。