ちなみにこの画像のお客様も、ご自身の癖を活かしてカットのみでスタイリングさせていただいております。
素材を活かす、
長年美容の仕事に携わってきて、ずっと思っていることがあります、
それは…
日本人は自分の髪の毛が嫌いということです。
みんながみんなそういうわけではないのですが、お客様のカウンセリングをしていて
よく感じるのです。
まず第一声に、ここが嫌なんですよ、ここがこうならない、ここが気になる。
間違いではありません、実際気になるんですから仕方がないのです。
しかし、
見方を変えると、その嫌な部分も非常に素敵なポイントであったりもするのです、ですが日本人には基本的にこれと言った美髪の固定観念があるせいなのか、割りと嫌がられているかたが多いように思います。
自分の素材に反するカットというのは、それだけ、負担がかかるということを意味します、それは、簡単に言いますとお家でのセットがしにくくなったり、カットの持ちが悪くなったり、バランスの崩れやすいカットになるとも言えます。
中でも特に、
癖毛が嫌なんです!
、とおっしゃるかたは多いのですが、これも、素材を活かしてカットすれば、すごく自然に髪に負担もかけず、過ごすことができます、
実際当店のお客様には縮毛矯正、ストレートパーマをやめていただいた方もかなりいらっしゃいます。
プロフィールでもうたっているように、私は縮毛矯正、ストレートパーマやパーマがかなり得意なのですが、実は正直あまりお客様にお薦めすることはありません。
それは縮毛矯正やストレートが美容院で行う施術のなかでも髪に最高に負担がかかる施術だからです、表面上は綺麗にみえる縮毛矯正も、実際はかなり髪に負担がかかり、ダメージレベルで言うなら、ブリーチと双璧をなすハイダメージ施術なのです。
よくサロンで縮毛矯正をかけて、チリチリになった、めちゃくちゃ傷んだなどのお声を耳にし、当店にも直してほしいとの駆け込みのお客様が来られます。
そのくらい怖い施術でもあるのです。
すべてが悪いわけではありませんし、正しい知識、技術で行えば、問題はないのですが
出来ればお客様ご自身の素敵なベースを活かして負担なくお客様だけのオリジナリティのあるヘアスタイルにさせていただければ幸いだと思っておりますので
自分だけの素敵なスタイルを作るお手伝いをさせてください✨
店主 カマイリョウスケ