イモリの一種などでは、個体密度が高くなったときに、一部の個体が肉食型に変形し、共食いをはじめることがある。

グラスホッパーは、普段は単独性で、隠蔽的で、あまり目立たない生活をしているが、ある特殊な条件のもとでは、隠蔽色は消え鮮やかな縞模様が現れる。そして、聖書の記述にもあるような恐ろしい災厄をもたらす。

社会ダーウィニズムに基づくファシズムと似たような思想は古くからあると書いたが、このような思想に基づく国家というのは、まさしくイモリやグラスホッパーの変態の人間版と呼ぶべきものだろう。とても正常と呼べるものではなく異常だ。

北米のバッタの一部は集合相を発生させる能力を備えながら、災害を起こした記録がない。古くから「衣食足りて礼節を知る」という言葉は知られている。

日本にも戦国時代と呼ばれる時代があり、土地を巡って戦をした。

なぜ荒れたかで地球寒冷化説というものがある。それが真実ならまさしく「衣食足りて礼節を知る」ということだろう。

平和な世をつくるには経済の大切さを痛感するが、新自由主義の経済は戦争を引き起こす経済だと思う。