前に書いたダブルスタンダードの問題は厄介だと思う。対内と対外とで道徳、基準を変える。グローバル社会での取引、ネット、格差社会、考えたら色々な場面でこの問題が生じている。

人間の自然状態がホッブズのいう方が正しいと思わせる事実だ。

J・S・ミルは満足した豚より、不満足な人間の方がいい…など言ってるがこれもすべての人間が自由状態において正しい選択をしない現れだと思う。かと言って国家が強制しても根本的な解決になるとも思わない。

猿の脳にも他者が感じていることをそのまま感じるミラーニューロンと呼ばれる神経細胞がある。つまり、他者が直面して感じていることを鏡のように感じる共感能力を持っている。

人間にもあるが猿と違い人間には他者の危機に共感したとき助けるという心もあれば喜ぶ心もある。

行為はどちらの方が正しいと思ってるかにある。問題になるダブルスタンダードはほんま倫理の問題だ。
しかし、植物でも果実をつける種類と毒を身につける種類がある。
give-and-take、take-and-take
このあたりが問題の鍵を握っていると思う。