徳川恒孝氏の本をよんだ。


会津戦争で亡くなった会津側の戦死者は約3000人、自刃した婦女子は233人に上りましたが、明治政


府軍は埋葬の法要を一切許さず、大きな穴を掘って死体を放り込んで埋め、後に「戦死の墓」という


碑が建てられました。「戦死者」とすると人間となる。しかし会津藩の死者は人間ではないから「戦死の墓」


とする、という指示だったそうです。また、藩境の山地で戦死した会津藩士の遺骸は放置しておくよう厳命


が下されて野犬などに食い荒らされ、20数年後に埋葬することが許されるまで白骨として残っていまし


た。


これをひどいと思うか、当たり前でなにが悪いかわからんと思うか、この出発点の違いだけでも未来は変


わる。因果律と縁起の理法を知っているだけでも未来の予測はある程度できる。


良い世の中になって欲しいものだ。