散歩中  

見事な 藤 
家の周り 張り巡らせた お宅

立ち止まり 眺める



濃厚な 藤の 薫り

チョキン チョキン
男性が 鋏を入れて 居られる

その背中に  挨拶、こんにちは〜
見事ですね よい 薫り~

振り向いた 年嵩の 
男性   顔中 笑顔

その手にした 枝を 
どうぞと 

塀越し に 渡される

受け取り ながら 

手入れが 大変でしょう と


大きゅう ならんように 
枝切り するんで な

塀から ヌッと 
花が まっ盛りの 枝まで

さらに 差し出す 男性

ありがとうございます 頂戴する

帰り道 

すれ違う人に 花泥棒で
ありませんよ と  つい
言いたいような 居心地の悪さ

藤の 薫り

はやく 活けたい気持ちになり
精一杯 足を動かし 帰宅

玄関に 差してみた

濃厚な 薫り一気に 満たされ 


夕方  部屋の扉を 開く
玄関から いつの間に

廊下まで 攻め落とし 青紫のひと


みていただいて
ありがとうございました

かしこ



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       香水POISON香水  
CMフランス版?
           

You Tubeより