今日から日常だった空間が、非日常になり、

非日常だった空間が日常となる。

期待と不安、喜びと悲しみ。

日常を彩ってくれていた、全ての人への感謝の気持ち。

幾多の色が重なった思いは、無色透明の雫となってこぼれおちる。

だけど、哀しいことではないでしょう?

これは決してお別れではないでしょう?

きっと「ただいま」を言える場所が増えたということ。

そうであるならば、早くあなたの胸で「ただいま」を言わせてください。

この世に生を受けたわたしを一番に抱き締めてくれた、あなたのその胸で。