自分の中が、

いっぱいになっていることに気付いた。


涙が溢れて、

頬を伝った。


優しい歌が聞こえてきて、

あなたの、あったかい言葉を思い出した。


「また朝ね」

「"がんばった"じゃなくて、"がんばってる"こと知ってるから」


涙が止まらなくて、

肩が震えて、

奥歯が細かく鳴った。


自分がこんなにも弱いってことに、やっと気付いた。

やっと、

気付いてあげられた。


自分は泣いてはいけないと、

今までずっと思い込むようにしていた。


どうして?

何を守ろうとしていたの?


素直に、

泣けばよかったんだよね。


涙を流すことは決して悪いことじゃないって、

頭ではわかっていても、

今までのわたしには泣けなかった。

今までのわたしは、

泣かなかった。


でもね、もう大丈夫。


涙はあたたかいってこと・・・

そのあたたかさで、

"生きてる"と、

感じられるってことがわかったから。


心の氷を溶かしてくれたあなたの愛に・・・

今日もありがとう。