知らない番号からの電話

 


私が初めて自分の携帯電話を持ったのは、


中学2年生の時です。(現在アラサー)



それからずっと10数年程、携帯番号は


変わらずにいたのですが、




つい先日とても恐ろしい事があったので


番号を変えてしまいました。




その出来事は夜中1時過ぎに起きました。







まだ眠くなかった私は布団に潜り込み


ながら携帯をいじっていたんです。








すると突然電話帳に登録していない、


知らない番号から電話がかかってきました。


音譜音譜音譜音譜


普段なら登録していない番号、


しかもこんな夜中の電話は怪しんで


取る事はないのですが、つい手が滑り


電話を取ってしまいました。えー?




すぐに切ろうと操作しようとした瞬間、


電話の向こうで誰かの声が聞こえました。




結構大きな声で話しているようで、


携帯を耳に当てなくても聞こえます。







「…に、…と…に、」


恐らく女性だと思いますが、甲高い声で


何かを話しているようです。


もしかしたら間違い電話かもしれない、



知人が番号を変えて何か訳があって


かけてきたのかも、と思ってもっとよく


聞こうと携帯を耳に近づけました。




すると不思議な事にブツンッと向こう


から電話を切られたのでした。しょんぼり



何だったんだろうと思いましたが、


その日はあまり気にせず眠りにつきました。







しかし翌日から、毎回同じ時間に


同じあの番号から電話がかかって


くるようになったんです。



2回目の着信時はすぐに取ってこちらから


「もしもし、誰?」と問いかけました。







でも相手の声は大きいはずなのに言葉が


不明瞭でどうしても何を話したいのか


聞き取れなかったんです。



5~6回電話を取りましたがいつも


こんな様子なので、


悪戯電話だと思って次からは着信


できないように着信拒否設定にしました。




すると驚いた事に別の番号から電話が


かかってきたんです。



その状態が2週間程続いたでしょうか、


何度着信拒否しても番号を


変えてかけてくる電話に、


次第にイライラしてきました。







だから電話がかかってきた時に、


つい大声で「もう止めて!しつこい!」ムキー


と叫んだのです。



そうしたら向こうから電話を


切る音が聞こえました。



ああ、これでもうかかってこないと


いいなと思った次の瞬間、


また電話がかかってきてしかもボタンを


何も押していないのに電話が繋がったのです。







え!どういう事?ガーンと思考が


停止していると


勝手にスピーカーフォンに変わり、


向こうの音が聞こえてきました。


「…に、…と…に、…って」


あの時のように何か話しています。




「い…に、わた…と…いっしょ…って…」



段々と話す言葉がはっきりと


聞こえてきました。







「一緒に死ぬって言ったのに私と一緒に


死ぬって言ったのに...


嘘つき嘘つき...お前もこっちに来い、




連れてってやる....お前の所に行くぞ....







逃がさない....ガシャン!



怖くなった私は携帯を床に放り投げました。


ガーン


当たり所が悪かったのか携帯の画面は割れた。







でもそのおかげか通話は切れていたので


携帯をそのままにして


夜通し起きて、朝になったらすぐ


携帯ショップへ行って機種変更と



番号変更をしました。








あれ以来あの恐ろしい電話は


かかってきません。







でももしも次にまたかかってきたら…



友達や家族に言っても誰も


信じちゃくれない。



「夢か空耳よ!」笑い泣き




私は今度こそあちらに連れて行かれる


のかもしれません…。






誰か、助けて....



END