祖父が狩った鹿を母が食べた時 






祖父は猟師の免許を持っていて、


行政から要請が入ると害獣駆除に赴く。 






ある日、祖父が久方振りにウチに来た。

それも大量の鹿肉を持って。 






今夜は鍋だぁなんて言っていて、

両親も大喜び。爆笑ひらめき

鹿鍋に舌鼓を打ちつつ



祖父「捌いてから日が経ってるから

良い感じに熟成されてるな」 


父「柔らかいなぁ、これ雌鹿?」 






「ああ、デカかったから仕留めやすかったよ」 


てな感じの会話を祖父と父がしていた。 


母はそれを聞いた途端に箸を落とした。 



「え、これ鹿なの?お義父さんが

狩った鹿なの?







そんなもの食べさせて病気にでも

なったらどうするの?!」 






みたいなことをワナワナと

震えながら叫んでいた。


母はトイレに駆け込み吐いた。 






私にも吐かせようとした。 笑い泣き
(やめろ!BBA〜)


動物殺す野蛮人だとか、

病気になったら訴えるだとか






わめき散らして実家に帰って行った。 

(頭狂ったかと思った)不安なんなん?


祖父はかなり狼狽していた。 






私たちは母の実家に赴き必死に説得した。 


殺生を楽しむ目的で猟師をしている

わけではない。






鹿は人間にとっては害獣。

(人間は鹿にとって害獣?)


何の肉なのか伝わってなかったのは謝る。 






祖父、父、母方の祖父母、私と一家総出で

説得して母はようやく部屋から出てきた。 


母は今では鹿肉も平気で食べるように
なったけど....









当時は何故あんな拒否反応を

示したのだろうか?真顔


母に聞いてみたけど自分でも

よくわからないとのこと。





『。。。。。』



育児に仕事とストレスが

溜まっていたのかもしれない。


こんな母に逆に怖くなってしまった...






END