実るほど 首を垂れる稲穂かな
明治35年に生まれた アホぼんの祖母は
分家の五女として生まれました
本家の次男として生れたアホぼんの祖父は
郡役所に勤め 作曲家 滝廉太郎に極似のイケメン
そのアホぼんの祖父と祖母が 従妹同士で結婚しました
祖父 24歳 祖母21歳
道路を隔てた向かいの本家に 人力車に乗って
提灯を灯して おとこし(男性の従業員)おなごし(女性の従業員)を伴って
嫁いで来ました
たった 数十メートル先の本家へ 人力車に乗って
広大な敷地に 大きな古い家で 祖父母 長女(アホぼんの母)の3人で暮らしていましたが
昭和初期の大恐慌で 逼塞という とてつもない事態に会い
戦後はひっそりと 慎まやかに生活せざるを得ない状況に陥りました
アホぼんが 市役所に入り 昭和47年12月 ボーナスをもらい 生れてはじめて買った 日本水産を1000株
当時のお金で18万円です
有頂天になっていた時 納戸で 窘められた祖母の言葉が
お金を舐めたらあかん
実るほど 首を垂れる稲穂かな やで と
昭和50年10月にその祖母が 54年に祖父が
平成15年には父が そして祖父母の長女 アホぼんの母が 平成30年に94歳で逝きました
祖母が亡くなり50年
実るほど 首を垂れる稲穂かな
人のふり見て 我がふり直せ
今も 肝に銘じております
でも 時には
犬が西向きゃ 尾は東向く とか
雨の降る日は 天気が悪い とか
変なことも言ってたなあ
明治維新 35年の後に生まれた女性でも
武士の名残の 凛とした 女性がいてはったんやなぁ