やって来た馬坂峠

かつて アホぼんがいた市役所で 年下の上司と仕事上でぶつかりそうになった時

午後から休暇を取り 近くの山陽電車の駅から乗り込み 大塩駅で下車 ひたすら歩いて

この馬坂峠へ登ってきて 遥か大塩の海も眺めて 気持ちを落ち着かせたものです

毎回この峠で約2時間ほど 休息したり FXの取り引きをしたり

当時の取引は 一度に100万通貨 ロングで1円上がれば100万円の利益  ショートで100万円の損失

何せ 資金は2億円 レバレッジ25倍 50億円の範囲で取引可能

100万通貨で 1億円前後の取引 

ロスカットの心配は全くなく 余裕そのもの

市役所の1ヶ月の給料が40万円 

アホぼんが 仕事中にタブレットでたたきだすのは 午前中までに35万円

昼食は 地下食堂で おでんと きつねうどん

こんなことが 毎日続くと 上司が 上司でなくなくなってしまいます

そういう自信過剰が 災いしたのでしょう 

上司と ぶつかることが増え 自らを追い込んでいったんでしょうね

定年をまじかに迎え 大人げないこともしたくありません 

ここは 我慢して 頂いた休暇を有効に使わせていただき 馬坂峠で・・・・と

いうことになりました

もう、10年も前のことです

峠のベンチに座り あれが良かったのか悪かったのか いろんなことが 走馬灯のように巡ります

その後 母を見送り 大きな病気をして 小さな小さな可愛い命を得て 今 両親から受けた財産を減らすことなく

元気に竹林整備に勤しんでいる今日に感謝しながら ひねもす大塩灘を眺めています

峠を越して山陽本線曽根駅から乗車し帰路についていましたが 

今日は フィアットの幌と窓を開放し 厚手のセーターにパパスのピンク色のカシミヤマフラーを巻き 高速で帰路につきました

ああ、 ええ1日やったでぇ! ピよりんちゃん