授与式がありました。
今年は山田洋次監督も授章されました。
私の脳裏に焼きついているのは、昭和50年10月に封切された「同胞」です。
監督40歳代の一番脂が乗り切った頃の作品です。
東北の片田舎で地元青年団(寺尾さん扮する青年団長))と倍賞さん扮する劇場の営業係が舞台劇が開催されるまでの苦しみと喜びがつづられています。
あの渥美 清さんも消防団員としてチョイ役で出演されていました。
舞台劇も無事に終了し、電車に乗って東京に帰るお別れのシーンは印象的でした。
最後のシーンは、「男はつらいよ」と同様、別のカットでお正月風景で終了となるように、この映画の最後は、夕張炭鉱風景をバックに倍賞さんが次の興行先を求めて訪ねていくシーンです。
この夕張こそ、後に「幸福の黄色いハンカチ」の舞台になる町です。