広場に一人残ったきぬゑちゃんは、お父さんとお母さんに会え、手をひかれて、送り火に導かれながら、ご先祖様と帰っていかれました。 さようなら 光明真言と般若心経を唱える中、ご先祖様の戒名を列記したお札が、手から離れず、何かしら名残を惜しまれているかのようでしたが、炎とともに消えていかれました。 おんあ ぼきゃべい ろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん 家族、母の長寿、親類縁者みんなの幸せを見守って頂くようにお願いしながら見送りました。