大河ドラマで主役を奪わんとする千姫様も、我家の江戸時代の蔵書武鑑「御大名衆巻之一」では、単に豊臣内大臣秀頼簾中としか書いてありません。 ほかの蔵書でも、「千姫}ではなく、単にひらがなで「せん」とだけしか記入がありません。 悲劇のヒーローとして取上げられたのは、そう古いことではなく、明治以後の戦記で取り上げられてからです。 ,一般庶民は、もっとそれ以上の悲劇を味わっておりました。 歴史的なヒーローも、近代になってから大きな尾ひれが付き出した事実をたくさん知っています。