7月の中頃にシャンソン歌手高英男さんの、昭和50年前後(当時60歳ちかい)のステージをNHKでやっていました。サハリンで生まれて本名をつける時、始めは雪男(ゆきお)だったとか。でもこれだと「ゆきおとこ」になってしまうとかで英男なったらしい。今年で芸能生活70年を節目に2月に引退されましたが、私の生まれた年にあの名曲「雪の降る町を」が発表されました。70年の歴史の中で彼にも幾度となく立ちはだかることがあったとのこと。その時いつも助けくれたのは「のりちゃん」そう,淡谷のり子さんだったそうです。淡谷さんの声で東北弁で真似てその似ていたこと。

彼にも学生時代、自分を含めて11人出征し2人だけ生き残ったと語っていました。残ったもう1人と銀座で偶然に会って抱き合い、顔は喜び笑っていましたが、目には涙があふれていたと語っていました。そのあと、戦いの愚かさをに対して自分が作詞作曲した歌を熱唱、本当に心を打たれました。あれから30年近い歳月が流れ、彼も今年で90歳近くになられましたがいつまでも元気でおられるよう願わずにはおられませんでした。

お盆が近づくとこの1年にあったことが走馬灯のように巡ってきます。