オランダは、ヨーロッパで4番目に交通事故が少ない国だそうです。理由は、間違いなく整備された自転車専用道路でしょう。

 


 

 自転車専用道路というと、日本では景色のいい場所に特別に造った道路というイメージでしょうか。オランダでは自転車専用道路が特別なものではなく、アムステルダムの駅前でも、郊外の住宅街でも、牧草地でも、自転車マークの書かれたレーンが車道・歩道とは別に敷かれています。まれに農道などは線で区切られているだけの場所もありますが、基本的にはどんな道でも専用レーンが途切れずに続いています。この途切れないというのが凄いところ。九州と同じぐらいの国土に、なんと総距離1万9千km。自転車で走りたいからわざわざ平坦な国土に造ったのでは?と勘違いしてしまうほど走りやすい道が続きます。また、オランダは自転車優先の国で、歩行者の自転車専用道路への立ち入り禁止が徹底していて、歩行者をよけながら運転する必要もないので安全です。日本だと、完全に自転車の存在が忘れてられてしまったかのような道路がたくさんありますよね。
 今まで片道10分程度の距離しか走ったことのない小学生の我が子達。その10分間でさえ、「車道に寄りすぎ!」とか、「歩行者に気をつけて」など絶えず注意され、自転車に乗ることが母子ともにストレスに。息子は、オランダで初めて自転車に乗る楽しみを知ったようです。オランダ自転車家族旅行を企画した時、子供が自転車でどのくらいの距離を走れるのか、行く前に試してみたほうがいいかなと思いましたが、日本とオランダでは走りやすさが違う以上あまり参考になりませんね。

 


 

 レジャーとしてのサイクリングが身近なオランダでは、お薦めのサイクリングルートが紹介された地図やサイトがたくさんあります。交差点にはそれに対応した番号表示の看板が設置され迷子にならないよう工夫されています。

 

 

 

 

 

 

 上記のサイトでは、この標識番号に基づいた人気のルートを見る事ができます。

(但し英語のみ)

本ブログでも、私が実際にこの標識を参考にして回ってみたルートを載せる予定です。お楽しみに。