まぶたがわたしを閉じてから -12ページ目

風の強い日




街路樹の並ぶ通りを散歩してた




何気なく空を見上げたら




ラメラメ模様のデッカい毛虫が何十匹と




まるでミラーボールみたいな塊になって




ボクの頭の真上を




風に吹かれて




ぶらあん




ぶらあん




あちらこちらと揺れていた




ゾッとして飛びのくとき




思わず声でちゃったよ




かわいい声




恥ずかしい声




もう




イッちゃった、みたいな声









嘘だよ




ボクはイクとき声なんかだしたコトないもんね




でも憧れる




声でちゃうくらい気持ちいいって




どんなんだろ




いっぺん




キミがびっくりするくらい




イイ声だしてみようかな




あの毛虫の塊思い出してさ。