(20240526)タイトルと内容を少し変えました。
10月8日に受験した令和5年度秋期データベーススペシャリスト試験(DB)についてを書いていますが、試験から一か月が過ぎ、受験記というには記憶もあいまいになってきたので、ただの「過去問題を解いての苦戦記」になっているような気がします。
午後1の問1「電子機器の製造受託会社について」の問題を読み進めて行き、
7.見積依頼から見積回答入手まで
まで来ました。
内容としては仕入先から見積もりをとるという話しになりますが、どうもここでIPAは受験者を戸惑わせようとしている気がします。少し読んでみます。
(1)品目を調達する際は,当該品目のブランドを扱う複数の仕入先に見積依頼を行う。
「ブランドかぁ、縁がないなぁ。そういえば、昔、ビジーフォーのグッチ裕三さんがメンバー紹介の時、両手でグッチのロゴを作っていたなぁ」などと試験と関係のない妄想が頭をよぎります。
① 見積依頼には, 見積依頼番号を付与し, ...
見積もり依頼は見積依頼番号で識別するということのようです。ちなみにこの業界では、区別することを"識別する"と表現します。SDGsとはおそらく関係ありません。
関係スキーマを見ると、たしかに見積依頼の見積依頼番号に、主キーを表す下線が付いています。
さらに読むと、
③品目ごとに見積依頼明細番号を付与し、...
とありますので、見積もり依頼の明細は見積依頼番号と見積依頼明細番号で識別するのでしょう。案の定、見積依頼明細の見積依頼番号と見積依頼明細番号に下線が付いています。
ちなみに今回、品目を識別するのは"品目番号"や"品目コード"ではなく"メーカー型式番号"になります。試験中に何回も確認することになりました。IPAが幻惑術を使い始めています。私の推測ですが、出題者は白雲斎のような人だと思われます。
④仕入先に対して,見積回答時には対応する見積依頼番号, 見積依頼明細番号の記載を依頼する。
本番では反応できませんでしたが、「仕入先に依頼」しているので、見積依頼の空欄Cには、仕入先コードを他に習い取引先コードとして、外部キーを表す点線の下線付きで記入し、
概念データモデルにも、仕入先→見積依頼とリレーションシップを引くべきだったようです。
試験中これ見よがしにテンプレート定規を机に置いて、「これは世界堂で1200円もしたのよねん」とつぶやいた人が引いた線とは思えません。
この後、仕入先からの見積回答の話しになります。
(2)仕入先から見積回答を入手する。 見積回答が複数に分かれることはない。
"複数に分かれることはない"と言い切っていますから、一つの見積もり依頼に対して回答も一つに決まるということです。頭の中に「本当ですかぁ。たまにはあるんじゃないのぉ」という邪推がよぎりますが、試験ですのでそういうことはありません。二人の間にはゆるぎない信頼関係があるのでしょう。大雪の日の二人のような関係かもしれません。
そしてここをもって、見積依頼と見積回答の間に、1対多でも多対1でも、まして多対多でもない1対1の矢印のない線が引けることがわかります。
次を読みます。
①入手した見積回答には, 見積依頼番号, 見積有効期限, 見積回答年月日, 仕入先が付与した見積回答番号が記載されている。見積回答番号は、仕入先間で重複し得る。
②見積回答の明細には, 見積依頼明細番号, メーカー型式番号, 調達条件, 仕入先が付与した見積回答明細番号が記載されている。 回答されない品目もある。 見積回答明細番号は、仕入先間で重複し得る。
関係スキーマは以下になります。
長くなってきたので、というか書いていて訳が分からなってきたので今回はここで終わり、さらに次に続きます。
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しかしDBを受けてない人が読んでも、面白くないだろうなあ…